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【Power Apps初心者向け】基本操作がわかる!練習アプリを作ろう! #1 画面とラベルの作成、画面移動、エラー確認

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この記事では、弊社が提供しているソリューションの1つである
Power Appsによるアプリ作成についてご紹介します!

Power Appsについては、他にもさまざまなテーマで
記事を投稿していますので、ぜひご覧ください!
QESがマイクロソフトジャパン パートナーオブザイヤー2022において「Power Appsアワード」を獲得いたしました。



ちなみにQESではPower Apps/Platformに関するサポートメニューを用意しております。
ご興味のある方はこちらもご覧ください。

まずはPower Appsの基本操作を覚えよう!

今回は、Power Appsでアプリを作ってみたいけど、
どのようなことができるのかイメージがわかない…という方向けの記事です。

アプリを作るからには、多くの人に使ってもらいたいですよね。
多くの人の問題を解決できる、多くの人から必要とされる、
アプリを作りたいと思う方が多いと思います。

でも、最初から高い目標を立てると、
なかなか作成の段階に進めなかったり、
作成を始めても、完成までたどり着けなかったりしてしまうのではないでしょうか。

そこで、まずは
Power Appsの基本操作を覚えることを目標にした、練習用のアプリ
を作ってみたいと思います。

1つずつできることを増やして、
小さな成功体験を積み重ねていくことで、
応用的なアプリを作成するアイディアにもつながるはずです!

この練習アプリの作成によって、
  • Power Appsの操作が覚えられます!
  • Power Appsで作成できるアプリのイメージができるようになります!

私も最近はPower Appsの案件に関わる機会がなく、
操作などを忘れかけていますので、
復習もかねて、基礎をしっかり固めたいと思います!

事前準備

まずはアプリを作成する準備を整えましょう。
Power Appsの始め方については、「第1回 Power Apps 概要編」で解説しています。

※概要編は、近日更新版の記事を公開予定です!
紹介している手順は基本的に変わりませんが、
ライセンスの名称等、変更があった点もあります。
こちらもお楽しみに!

無事に準備ができたら、さっそく練習アプリを作ってみましょう。

アプリの作成を始めよう!

「キャンバスアプリを一から作成」をクリックします。
※キャンバスアプリ、モデル駆動型アプリの説明は、「第1回 Power Apps 概要編」をチェックしてください!




アプリ名を入力します。アプリ名はなんでもOKです!

形式は、ユーザーが使うデバイスを考慮して選択します。
出来上がるアプリの画面の大きさが異なります。
今回はタブレットを選択しましたが、
できる機能に違いはないので、どちらでもOKです。
形式を選択したら、[作成]をクリックします。




下図のようなメッセージがでてきたら、
[スキップ]をクリックしてください。




***補足***

[フォームの作成]や[ギャラリーの作成]や、
フォームやギャラリーをあらかじめ配置してくれます。
便利な機能ですが、せっかく練習なので、
後ほど自分で配置してみましょう。

*********


画面の追加

こちらがアプリの作成画面です。




白紙の画面が1枚あるだけですね。

まずは、新しい画面を作成してみましょう。
上部の[新しい画面]から、[空(から)]を選択します。




ツリービューに、[Screen2]が追加されています。

powerapps_training1(6).png


画面は[画面の複製]から複製することもできます。
クリックしてみましょう。

powerapps_training1(7).png


ツリービューに、[Screen2_1]が追加されています。

powerapps_training1(8).png

複製した画面は、どの画面の複製なのかが
名前からわかりやすくなっていますね!


画面の削除

画面の削除も、画面の横のメニューから簡単にできます。
[Screen2_1]を削除してみましょう。

powerapps_training1(9).png

間違えて消してしまっても、Ctrl+Zで元に戻すことができます。
ショートカットキーが使えるのは便利ですね!


ツリービューの見方

[Screen1][Screen2]の2画面になったら、
[Screen1]を選択してください。

powerapps_training1(10).png

選択されている画面は濃いグレーになっています。

今回のように似たような画面があるアプリでも、
ツリービューで識別できますね。


でも、このままだとわかりにくいので、
どちらの画面なのかわかりやすいように、
タイトルをつけてみましょう。


「ラベル」を作成しよう!

上部の[挿入]をクリックして、
[ラベル]をクリックします。

powerapps_training1(11).png


画面上に、「Label1」という名前のラベルが配置されました。

powerapps_training1(12).png


テキストの編集

ラベルをダブルクリックすると、テキストを編集できます。
「Screen1」に変更してみましょう。

powerapps_training1(13).png


プロパティの編集

フォントの種類やサイズ、大きさなどは右のプロパティから変更できます。
いろいろと試してみて、お好みの設定を見つけてください!

powerapps_training1(14).png



位置の指定

「Label1」を左上に配置してみましょう。

ラベル自体の位置やサイズは、プロパティから変更できます。
位置はX0、Y0にすると左上に配置されます。



ラベル自体をクリック、ドラッグして、移動させたり、大きさを変更することも可能です。



数式を使ってみよう!

「Label1」のサイズとパディングを変更します。

サイズは、画面の幅に合わせたいと思っています。
そのままドラッグして幅を変更してもいいのですが、
もっと便利な方法があります。

幅を数式で指定する

「Label1」を選択した状態で、
上のプルダウンメニューから、「Width」(幅)を選択します。
今はWidthの値に、そのまま数字が入っていますね。





これを、「Screen1.Width」に変更します。



「Label1」の幅が、画面の幅になりました。

「Screen1.Width」は、Screen1の横幅を意味する数式です。
Power Appsでは、数式を入力することで、様々な設定ができます!
数式は、右のプロパティに入力することはできないので、気をつけてください!


高さを数式で指定する

他の項目にも、数式を設定してみましょう。
プルダウンメニューから、「Height」(高さ)を選択します。

powerapps_training1(18).png



上部のボックスに「Screen1.Height/10」と入力します。

powerapps_training1(19).png

すると、画面の高さの1/10の高さになりました。


このように、自動で計算してくれるので、
アプリ全体のレイアウトを整えやすいですね!



パディングを指定する

パディングは、ラベルの外側から、テキストまでの余白を設定する項目です。
(CSSで使うpaddingと同じ考え方でOKです。)

今回は、左だけ変更してみました。

powerapps_training1(20).png

少し余白ができたのがわかりますね。



こまめに「保存」しよう!

ここまでできたら、いったん保存しておきましょう。

上部のメニューから、[ファイル]をクリックします。





[保存]をクリックします。

powerapps_training1(21).png



保存が完了したら、
左上の矢印から、アプリの編集画面に戻れます。

powerapps_training1(22).png


***補足***

[発行]をクリックすると、ほかのユーザーにも
アプリを共有することができます。
[すべてのバージョンの表示]では、
過去に保存したバージョンを確認したり、復元したりできます。
ExcelやWordにもある機能ですね。

*********


保存も、ショートカットキー(Ctrl+S)が使えます。
こまめに保存しておくと安心ですね。



ここまでの手順の復習と、コピー&ペーストをしてみよう!

ラベル名の変更

Screen1のタイトルができました。

ツリービューに表示されるラベル名が「Label1」だと、
わかりにくいので、「Title1」に変更したいと思います。

変更の仕方は、画面の名前の変更と同じです。

ラベルの右の…から、「名前の変更」をクリックすると変更できます。

powerapps_training1(23).png



ラベルのコピー&ペースト

Screen2にも、タイトルのラベルを作りたいですね。

Screen1で「Title1」を選択して、コピー(Ctrl+C)します。

powerapps_training1(24).png



Screen2に移動して、右クリックすると、貼り付け(Ctrl+V)ができます。

powerapps_training1(25).png

コピー&ペーストも、ショートカットキーが使えます!



ラベルのテキストの編集

Screen2に「Title1_1」という名前のラベルが配置されました。

このラベルを「Title2」という名前に変更し、中のテキストは「Screen2」に変更します。

先ほど、テキストは、ダブルクリックで変更しましたが、
数式ボックスや、プロパティからも変更可能です。

powerapps_training1(26).png

このような画面になったでしょうか?
フォントや色はお好きなものに設定してもらって大丈夫です!



画面を移動してみよう!

画面が2つできたので、画面の移動をしてみましょう。

画面の移動は、いろいろな条件を設定できるのですが、
まずは、画面を移動するボタンを作って、
「ボタンが押されたらScreen2に移動する」という設定をしてみましょう。



ボタンの作成

Screen1で、[挿入]から[ボタン]をクリックすると、
「Button1」というボタンが配置されます。

powerapps_training1(27).png


動作の設定

ボタンに設定をしてみます。

「Button1」を選択した状態で、数式のボックスから
「OnSelect」(クリック時の動作)を選択します。

画面を移動するには、「Navigate」という数式を使います。
数式のボックスに入力してみましょう。

powerapps_training1(28).png

途中まで入力してみると、サジェストしてくれます。
打ち間違いが防止できる便利な機能ですね!


「Navigate」の文字をクリックしてみると、数式ボックスに入力されました。

次に入力する内容も教えてくれています。

powerapps_training1(29).png

Screen2に移動したいので、「Screen2」を選択します。


最後に「)」を入力すると設定が完了します。




アプリの動作を確認しよう!

早速、動作を確認してみましょう。
アプリの動作を確認するには、2種類の方法があります。

プレビュー画面で確認

1つ目は、右上の[アプリのプレビュー]をクリックする方法です。

ボタンをクリックして、Screen2に移動できることを確認してみてください。

たったこれだけでも、自分が想定した動作をしてくれると、うれしいですよね!

Screen2に移動できたら、右上の×ボタンまたはEscキーを押して、
プレビュー画面を閉じてください。

powerapps_training1(34).png


編集画面上で確認

プレビュー画面を閉じると、以下のようなメッセージが表示されると思います。

powerapps_training1(33).png

これが2つ目の方法です。

Screen1に移動して、Altボタンを押しながらボタンを押してみてください。

編集画面内で動作が確認できて、すぐに編集ができるので、手軽ですね。

Altキーを押しながらだと確認がしにくいものもあるので、
操作に慣れてきたら、使い分けるといいかもしれないですね。



エラーの確認をしよう!

数式が間違っている場合、エラーとなり動作しません。

エラーがあった場合の表示を確認してみましょう。

Button1の「OnSelect」に
「Navigate(Screen2)」が入力されていますが、
これを不完全な数式にしてみます。



エラーの表示

数式の最後の「)」を消して「Navigate(Screen2」としてみると、
ボタンの左上に、×マークが出てきました。

powerapps_training1(30).png



また、右上の聴診器のアイコンにも、赤い点が付きました。
クリックしてみると、数式にエラーがあることを教えてくれています。

powerapps_training1(31).png

このように、視覚的にわかりやすくエラーを教えてくれます。

どこでエラーが発生しているのかがわかりやすいため、
初心者でもエラーを解決しながら、アプリ作成を進めやすいです!


エラーの修正

改めて、正しい数式を入力してみると、
×マークが消えて、聴診器のアイコンも正常になりました。

powerapps_training1(32).png

 

最後に、「Button1」のテキストを「Screen2に移動」に変更して、
保存しておきましょう。

powerapps_training1(35).png



今回の振り返り

今回は、初歩的な内容でしたが、
ここまで読んで実践してくださった皆さんは、
以下のことができるようになりましたね!
  • 画面の作成、複製
  • ラベルの作成、配置、フォントや色の変更
  • 数式を用いた幅や高さの変更
  • アプリの保存
  • ボタンの作成、テキストの変更
  • ボタンのクリック時の動作に数式を設定
  • 画面の移動
  • エラーの確認


次回は、画面の移動について、もう少し細かい内容の記事を書く予定です!
一緒に少しずつ操作を覚えていきましょう!
次回もお楽しみに!

▼第2回を見る▼


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