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AWS知識ゼロから始める! AWS SAA合格ロードマップ

はじめに
こんにちは!DXソリューション営業本部の菊池です。
この度、AWS認定資格のAWS-SAA(AWS Certified Solutions Architect - Associate)を受験し、合格することができました。
この記事では、「これからSAAに挑戦したいけど、何から始めればいいか分からない」という方に向けて、具体的な学習方法を共有します。
筆者について
初めに、私の情報を簡単に記載します。
- QES新卒入社 1年目
- IT未経験 (高校・大学は機械工学を専攻)
- 7月にAWSグループに配属され、学習をスタート
- 9月頭にSAA合格
配属されるまでAWSに全く触れてこなかった私が、約2ヶ月の学習でSAAに合格することができました。
受験のきっかけ
受験のきっかけは、AWSグループに配属が決定した際に「AWS12冠を目指す」という目標を設定したためです。
今回はその第一歩としてSAAを受験しました。
IT未経験が初めに受ける資格として、ClF(AWS Certified Cloud Practitioner)を想像する方が多いと思います。
そんな中、私がSAAを最初に選択した理由は、案件にアサインされる際に、ClFより実践的な知識を求められるSAAを取得したほうが役に立つと考えたからです。
SAAとは
AWS認定には12個の資格があり、Professional(2個), Associate(5個), Foundational(2個), Specialty(3個)の4種類に分類されます。
SAAはその中でAssociateに属す、AWSの設計・構築スキルを証明する中級資格です。
実際の問題では、単なるサービス知識だけでなく、Well-Architected フレームワークを実践した設計について問われます。
試験の詳細内容は下表の通りです。
試験名 | AWS Certified Solutions Architect - Associate |
試験内容 | AWSのサービスや構築スキル |
試験時間 | 130分 |
問題数 | 65問(うち15問採点対象外) |
合格点 | 720/1,000点 |
受験場所 | Pearson VUE テストセンターまたはオンライン監視付き試験 |
学習方法
私は、以下の画像のように4つのステップで学習を進めました。
Step1:AWSの全体像を掴む
初めに、Skill BuilderのClFプランから始めました。
ここでは、AWSとは何か、主要なサービスにはどんなものがあるか、といった全体像を掴むことを意識しました。
ClFプランの中には、CloudQuestというゲーム感覚で学習を進められるものがあり、未経験からでも理解しやすいコースでした。
Step2:実際に構築してみる
新人研修の一環でインフラ構築課題に取り組みました。
下図のように、「踏み台サーバー経由でプライベートサブネットのEC2に接続する」という構成でしたが、ここで初めてVPCやサブネット、ルートテーブルといったネットワークの設定に触れました。
実際に手を動かしたことで、座学だけでは分からなかったサービスの連携が具体的にイメージできるようになりました。
Step3:SAAの試験範囲を本格的に学習する
ここから本格的にSAAの学習に移りました。
Skill Builder SAAプランでは、AWS Well-Architected Frameworkに則った構築の内容がメインになります。
Step1でAWSサービスについて、Step2でサービスの連携について学んでいたので、内容はかなり理解しやすかったです。
実際に使用したプラン
Exam Prep Plan: AWS Certified Solutions Architect - Associate (SAA-C03 - 日本語)
※ClFプランはSkill Builder無料枠で利用可能ですが、SAAプランはサブスクリプションが必要です。
SAAプランの中にも一部無料範囲がありますので、サブスクリプションを検討される方は、先にそちらをご覧ください。
Step4:問題演習と知識の補填を繰り返す
この方法が一番効果的だったと感じています。
問題集やSkill Builder内の模試を解き、間違えた問題や理解が曖昧なサービスを、Black Beltの動画や資料で復習しました。
問題を解く→分からないサービスをBlack Beltで調べる→再度問題を解く
このサイクルを繰り返すことで、知識が定着していきました。
この4ステップ以外でも、業務内で技術ブログを記述することで、知識のアウトプットを行っていました。

信頼できるデータソースからAWS-SAAの問題を作成してくれるAI Agentがあれば、学習効率向上につながると考え、「SAA学習サポートAI Agent」を作成してみました!
まとめ
SAA試験を通して、AWSの主要なサービスを学ぶことができ、AWSエンジニアとしての大きな一歩になったと感じています。
試験範囲が広いため、今後の実務や他の資格学習においても役立つ、基礎知識が身につきます。
2ヶ月前は知識ゼロだった私でも、正しいステップで学習を進めることで合格できました。
この記事が、これからSAAを受ける方々の、最初の一歩を踏み出すきっかけになれば幸いです。
今後も、AWS12冠という目標に向け、精進して参ります。
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