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Google Antigravityを導入してみた:ダウンロードから日本語化・Global Rules設定まで

こんにちは。DXソリューションズ営業本部の小原です。
Google Antigravityは、VS Codeベースの操作感を持ちつつ、複数のAgentを「Agent Manager」で扱う“agent-first”なIDEです。単なるコード補完ではなく、計画→実行→検証までをAgentに自律的に進めさせる前提で作られています。
機能の詳細については別途記事にしておりますので、興味がありましたらこちらをご確認ください。
この記事では、実際にGoogle Antigravityをダウンロードし、日本語環境で快適に使うための設定(日本語化・Global Rules)を紹介します。
前提
本記事投稿時点ではGoogle Antigravityはプレビュー扱いで、個人のGmailアカウントで利用可能です。
今回は個人のGmailアカウントを使用してサインインします。
ダウンロード〜インストール
公式のDownloadページから、自分のOSに合ったインストーラーをダウンロードします。
今回はWindows版を使用します。
初回起動ウィザード:設定項目の解説
起動するとセットアップウィザードが表示されます。
Choose an Editor theme type(テーマ)

好みのテーマを選びます(今回はDarkを選択)。
How do you want to use the Antigravity agent?(Agentの権限設定)

ここではAgentに「どこまで自律的に操作させるか」を決めます。画面左側の「プリセット」を選ぶと、右側の3つのポリシーが一括設定されます。
各ポリシーの意味:
(A) Terminal Execution policy(ターミナル実行) Agentがターミナルコマンドを実行できるか、実行前に止めるかを決めます。
-
Always proceed:基本止まらず実行(deny listにあるもの等は除く)
-
Request review:実行前に毎回、承認を求める
(B) Review policy(成果物や計画のレビュー) Agentが作成する「Task plan」などの成果物(Artifacts)をレビューするかどうか。
-
Always Proceed:レビューなしで進む
-
Agent Decides:必要そうなときだけレビューを求める
-
Request Review:常にレビューを求める
(C) JavaScript Execution policy(ブラウザ操作でのJS実行) Agentが検証のためにブラウザ操作をする際、JSを実行してよいかを決めます。
-
Always Proceed:止めずにJS実行(SPA開発等では必須。自動化に強い)
-
Request review:JS実行のたびに承認
-
Disabled:JS実行しない
今回は、Agentの自律性を試すためにプリセットの「Agent-driven development」を選んでみました(レビューを挟まずガンガン進む設定)。
※設定は後からCmd + , (User Settings)で変更可能です。
Configure your Editor settings

エディタ側の便利設定をまとめて選びます。
-
Keybindings: Vimライクにするかなど、キー操作の流派を選択。
-
Extensions:よく使う言語系など、推奨拡張をまとめて入れられる。
Sign in to Google
ブラウザが開くので、個人のGmailアカウントで認証します。
Terms of Use
規約を確認し、Nextを押せば初期セットアップ完了です。
日本語化設定
UIの日本語化(Language Pack)
基本はVS Codeと同じ手順です。
-
拡張機能パネル(
Cmd + Shift + X)を開く。 -
「Japanese Language Pack for Visual Studio Code」を検索してインストール → 再起動。
再起動で言語設定が変わっていなかった場合、コマンドパレット(
Cmd + Shift + P)で「Configure Display Language」を検索 → 日本語を選択。

Global Rulesで「回答・ドキュメントは日本語」を固定する
UIを日本語化しても、Agentの思考や回答、作成するドキュメントが英語になってしまうことがあります。そこで、Global Rules(GEMINI.md)に「日本語で振る舞うこと」を定義します。
「Rules」とは? Antigravityにおいて、AIに恒久的に守らせたい指示をMarkdown形式で保存する仕組みです。
設定箇所:
-
エージェントパネルの「…」メニュー → Customizations → Rules → Global(
Ctrl + Alt + Bでエージェントパネルがトグルします。) -
実体ファイルの場所:
~/.gemini/GEMINI.md(Windows:C:\Users\<User>\.gemini\GEMINI.md)

Global Rulesの設定例
今回は以下の内容を設定しました。コピペして使ってみてください。
# Global Rules: 言語方針(常に適用)
このファイルのルールは、すべての会話・プロジェクトで常に適用する。
## 目的
日本国内の利用者にとって理解しやすいコミュニケーションとドキュメントを一貫して提供する。
「日本語で説明する」ことと「固有名詞・技術用語を不自然に翻訳しない」ことを両立する。
## スコープ
- アシスタントの回答:質問への回答、説明、提案、手順、注意事項
- プロジェクト文書:要件定義、設計、README、手順書、テスト計画
- 例外:コード(識別子・コマンド・ログ・エラーメッセージ原文)は原則そのまま扱う
---
## 方針
### 1) 回答は日本語で行う
- ユーザーとのやり取りは原則すべて日本語で行う。
- エラーの「説明」は日本語で行う(原文は保持する)。
### 2) ドキュメントは日本語で記述する
- 利用者向けの最終成果物(README含む)は日本語を基本とする。
- 誤字脱字を避け、初心者でも追えるように手順の抜けを作らない。
### 3) 技術用語・固有名詞の扱い(翻訳しないものを明確化)
次のものは **英語のまま**(または公式表記のまま)使用し、無理に日本語化しない:
- サービス名(AWS, GCP, S3, Lambda等)
- ライブラリ名、フレームワーク名、言語名
- CLIコマンド、オプション、ファイルパス、環境変数名
- ログ、エラーメッセージ原文
一般的な概念や手順は日本語で説明する:
- 例:認証、認可、キャッシュ、並列処理、ロールバック、冪等性
### 4) コード内識別子は英語可、コメントは日本語
- 変数名・関数名などは可読性を優先し英語とする。
- コードコメントは日本語で書く。
## 出力の一般ルール
- 不確かなことは断定せず「確認が必要」と明記する。
- 手順は「前提 → 操作 → 期待結果」の順で書く。
- コードブロックや箇条書きを活用し、可読性を高める。
この設定を行うことで、Agentとの対話や計画書が自然な日本語で生成されるようになりました。
※簡単な質問程度なら、Rulesが未設定でも日本語で質問することで日本語で返答してもらえました。
プレビュー版のうちにGemini 3 Proを無料で使いたいだけといった人であればRules設定は不要そうです。
余談:RulesとSteeringの違い(AWS Kiroとの比較)
| 観点 | AWS Kiro: Steering | Google Antigravity: Rules |
| 役割 | ワークスペースへの永続的なコンテキスト提供 | Agentの振る舞いへの永続的な規約 |
| 保存形式 | Markdown (.md) |
Markdown (.md) |
| 保存場所 |
Workspace: Global: |
Workspace: Global: |
| 優先順位 |
WorkspaceがGlobalより優先 |
Workspace RulesはGlobal Rulesを上書きまたは補完 |
| 制限 | 明確な文字数上限の記載なし | 12,000文字の上限あり |
| 初期生成 | product.md, tech.md,structure.md 等を自動生成可能 |
現状はユーザーが手動で設計・記述する運用 |
まとめ
Google Antigravityは導入のハードルも低く、Language PackとGlobal Rulesを設定するだけで強力な「日本語対応AI統合開発環境」として活用できることが分かりました。
個人利用が無料であるプレビュー版のうちに、ぜひ試してみてください。
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