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【コーディング効率化】GitHub Copilot Chatの機能を新入社員が解説!

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皆さん、初めまして!7月からDXソリューション営業本部に所属している近藤です。
本ブログでは、AIを活用してプログラミング作業を支援するツール「GitHub Copilot Chat」の主な機能についてご紹介します。

そもそも「GitHub Copilotって何?」と疑問に思う方は、まずは私の先輩が書いた以下のブログをお読みください。
GitHub Copilotの基本的な概要を理解できます。

GitHub Copilot Chatとは?

GitHub Copilot Chatは、コードエディタ内でチャット形式でAIと対話しながら、コーディングに関する様々なタスクをこなしてくれる、GitHub Copilotの対話型AIアシスタント機能です。

Visual Studio CodeやVisual StudioなどのIDE(統合開発環境)の拡張機能として提供されています。

一言で言うと、「コードに関する悩みを、日本語で何でも質問できるチャット」です。

先輩に何度も同じことを聞くのは気が引けますが、GitHub Copilot Chatなら何度でも、どんな初歩的なことでも聞くことができます。

主な機能

GitHub Copilot Chatの主な機能を以下にまとめました。

  • コードの生成
  • コードの解説
  • デバッグとエラー修正
  • コマンドによるショートカット機能

これらの機能により、開発者はコーディングのあらゆる段階でGitHub Copilot Chatを「対話型アシスタント」として活用でき、生産性を大幅に向上させることが可能です。

以下にそれぞれの機能について説明していきます。
今回、私はVisual Studio 2022(ver.17.14.8)にGitHub Copilot Chatを導入し、使用してみました。

また、GitHub Copilot Chatには「質問」、「エージェント」の2つモードがあり、状況に応じてモードを変更し、使い分けることができます。

モード 特徴
質問 コードに関する質問、概念の理解、一般的なプログラミングの質問に答えることに特化している。
エージェント 複数のステップが必要な複雑なタスクを、自律的に実行することに特化している。


今回、私は問題解決を連続的に試みることができる、エージェントモードを使用しました。

コードの生成

これはGitHub Copilot Chatの最も代表的な機能であり、開発者のコーディング速度を劇的に向上させることができます。

 

どのようなコードを書きたいかを自然言語で伝えるだけで、ゼロからそのコードを生成します。
例として、「今月のカレンダーを表示させるプログラムを作成してください」といった指示をしてみたところ、


このように、自動で作成してくれました。

実行してみたところ、

このように、問題なく実行することができ、指示した内容を出力することができました。

 

また、GitHub Copilot Chatはあらゆる自然言語に対応しています。
英語だけでなく日本語やドイツ語、ポルトガル語など、各国の言語を使用することができます。そのため、ユーザーは母国語を選択して利用することが可能です。
ある言語で書かれたコードを別の言語に変換することができます。
例として、ドイツ語で「このコードをドイツ語に変換してください」と指示してみたところ、

ドイツ語で出力することができました。

コードの解説

この機能は、見慣れないコードや複雑なコードの理解を深めるのに役立ちます。

 

選択したコードブロックの目的、各行の役割、そして全体の動作を詳細に説明してくれます。
例えば、if文が何を判定しているのか、なぜ特定の関数が使われているのかといったことが明確にすることができます。


 

また、複雑なアルゴリズムや正規表現などを、より単純なステップに分解して解説することで、理解を助けてくれます。

 

更には、コードの内容を基に、関数やクラスのドキュメント文字列を自動で生成してくれ、ドキュメント作成の手間を大幅に削減することができます。

デバッグとエラー修正

バグの発見と修正は開発プロセスで時間がかかる作業の一つですが、GitHub Copilot Chatを活用することで、作業を効率化することができます。

 

エラーメッセージや予期せぬ挙動、警告などをGitHub Copilot Chatに伝えると、その原因を特定する手助けをしてくれます。
そして、エラーの原因を特定した後、それを修正するためのコードの変更案を具体的に提示してくれます。
以下のコードは、Windows フォームアプリで部署情報を編集するアプリのコードです。

 

エラーが出ていない場合でも、「このコードに潜在的なバグはありますか?」と尋ねることで、パフォーマンスのボトルネックやセキュリティの脆弱性などを指摘してもらうことができます。

コマンドによるショートカット機能

GitHub Copilot Chatは、スラッシュコマンド(/)やチャット変数(#)を利用することで、特定のタスクを素早く実行できます。
これにより、マウス操作を減らし、キーボードから手を離さずに作業を効率化することができます。

 

/explainや/fixなどのスラッシュコマンドを使用することができ、質問の意図を明確に伝えることができます。

 

#を入力することで、コンテキスト変数を使用することができます。
また、#file:や#selection:などと入力することで、ファイルだけやエディタ選択範囲だけといったように候補を絞り込むことができます。


まとめ

今回、GitHub Copilot Chatを使用してみて、本当にすごいなと感じました。最初は「コードを自動で書いてくれるだけかな?」と思っていたのですが、実際に使ってみると、それだけではないことがよく分かりました。
わからないことがあればすぐに質問できるし、書いたコードに問題がないか相談することもできます。まるで、いつも隣にベテランの先輩がいて、いつでも助けてくれるような感覚になりました。

おかげで、以前よりもスムーズにコードが書けるようになり、新しい技術を学ぶのも楽しくなりました。これからも、GitHub Copilot Chatを活用して、もっとたくさんのことを吸収していきたいと思います!

最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。 少しでも興味が湧き、この便利なツールを活用してみたいと思った方は、ぜひ実際にGitHub Copilot Chatを利用してみてはいかがでしょうか。

 

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