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【Copilot Studio】新UIの料金|Copilot クレジットをいつ・いくら消費するのか

この記事の重要ポイント
- クラシック版は「公開してから課金」でしたが、GitHub Copilot ハーネスは公開前の動作確認からクレジットを消費します。
- Microsoft 365 Copilot ライセンスがあっても、GitHub Copilot ハーネスの実行分はクレジットが必要です。
- クラシック版には機能ごとのクレジット単価表がありますが、GitHub Copilot ハーネスには現時点で固定単価がありません。
こんにちは、DXソリューション営業本部の中井です。
本ブログでは、Copilot Studio の GitHub Copilot ハーネスに切り替えると、コストの前提がどう変わるのかを整理します。
以前は「新しいエージェント エクスペリエンス」と呼ばれていたもので、ドキュメントでの呼び方が整理されつつあります。
正式名称は GitHub Copilot ハーネスですが、毎回この長さで書くと読みづらいため、本ブログの中だけ「新UI」とも呼ばせていただきます。
Microsoft が定めた名称ではありませんので、その点はご承知おきください。
ライセンス ガイドと公式ドキュメントをもとに、いつ・何に・どれだけ消費するのかを掘り下げます。
「GitHub Copilot ハーネスを試したいが、いくらかかるのか読めない」という方に向けた内容です。
執筆者:中井(DXソリューション営業本部)
Power Platform と Copilot Studio を中心に業務改善・DX 推進に従事。
市民開発者の教育・コミュニティ運営支援やガバナンス整備を強みとし、ハンズオン/ハッカソン登壇は数十件以上。
いつ課金されるのか
現時点では標準ハーネスは公開後に請求が始まりますが、GitHub Copilot ハーネスはビルド開始時からクレジットを請求すると説明されています。
この一文だけだと、画面を開いて設定しているだけでクレジットが減るのかが分からないので、細かく記載のあったライセンスガイドを参考にします。
手を動かすだけでは消費しない
2026年8月現在のライセンス ガイドの脚注に、はっきりと書かれています。
自然言語によるオーサリング、評価、プレビューを含む、LLM を使う作成体験には Copilot クレジットが必要です。
手動の、LLM を使わない構成は Copilot クレジットを必要としません。
つまり、指示文を自分で書いて入力する、ナレッジを登録する、ツールを追加するといった手作業の設定だけではクレジットは減りません。
消費するのは、AI モデルを実際に動かしたときです。
クレジット ガイドはさらに踏み込んで、タブ名まで挙げています。
Build タブと Monitor タブで行う作業を含め、手動の構成では Copilot クレジットは消費されません。
作成の段階で消費する操作として挙げられているのは、次の3つです。
- 自然言語によるエージェントの作成
- プレビューでの動作確認
- 評価
安心できる話ではありますが、実務では作ったエージェントを動かさずに完成させることはありません。
プレビューで試して直す、というループを回す以上、検証フェーズからコストは発生すると考えておくのが現実的です。
作成時と実行時で分けて考える
ライセンスガイドは、課金を「作成時」と「実行時」に分けて整理しています。
ハーネスごとにまとめると次のようになります。
| 場面 | 標準ハーネス(クラシック版) | GitHub Copilot ハーネス |
|---|---|---|
| 手作業の設定 | 消費しない | 消費しない |
| 作成時の LLM 操作 (自然言語での作成・プレビュー・評価) |
LLM を使う機能を使えば、その分は消費する | クレジットが必要 |
| エージェント自体の請求開始 | 公開後から | ビルド開始時から |
Microsoft 365 Copilot ライセンスがあるとどうなるか
「Microsoft 365 Copilot を全社導入しているから、Copilot Studio も追加コストなしで使えるのでは」と考えたくなるところですが、ここはハーネスによって扱いが分かれるようです。
| 場面 | Microsoft 365 Copilot の使用権での扱い |
|---|---|
| 作成時の LLM 操作 (全ハーネス共通) |
Copilot クレジットが必要 |
| 実行:標準ハーネス、Copilot チャット ハーネス | 一部機能を除いて、Microsoft チャネルでの利用はクレジット不要 |
| 実行:GitHub Copilot ハーネス | Copilot クレジットが必要 |
つまり、GitHub Copilot ハーネスで作ったエージェントは、Microsoft 365 Copilot ライセンスがあってもクレジットを消費します。
使用権に含まれるのはクラシック版などを Microsoft チャネルで使う場合で、しかもフェアユースの制限が適用されます。
クレジットをどう確保するか
クレジットの購入方法は、ライセンス ガイドに3つ挙げられています。
| 購入方法 | 概要 |
|---|---|
| 従量課金(Pay-As-You-Go) | 実際に消費した分を月末に後払い。 事前のコミットが不要で、超過による中断も起きない。 ガイドの記載は 1 クレジットあたり 0.01 米ドル |
| Copilot Credit 事前購入プラン(P3) | 1年分を前払いでまとめ買い。 数量に応じて5〜20%の段階的な割引がある。 未使用分は年度末に失効する |
| Microsoft Agent 事前購入プラン(P3) | Copilot Studio と Microsoft Foundry をまたいで使える1年前払い。 ACU という単位で購入し、1 ACU は 100 クレジット相当。 未使用分は翌年に繰り越されない |
小さく始めるなら従量課金、規模が読めていて割引を効かせたいなら事前購入プラン、という選び方が基本になります。
Copilot Studio 以外に Microsoft Foundry も使う予定があるなら、3つめの Microsoft Agent 事前購入プランが候補に入ります。
💡 プラン構成そのものが入れ替わります
購入方法の顔ぶれは、ライセンス ガイドの改訂ごとに変わります。
実際、以前あった構成が姿を消したり、Microsoft Agent 事前購入プランのように新しい選択肢が加わったりしています。
見積もりの場面では、必ずその時点の最新のライセンス ガイドをご確認ください。
使いすぎるとどうなるか
クレジットが足りなくなったときの挙動は、GitHub Copilot ハーネス向けの強制ポリシーのページに記載があります。
環境にクレジットが割り当てられていない場合、または使い切った場合、クレジットを必要とする操作が使えなくなります。
影響は利用者と作り手の両方に及びます。
| 対象 | できなくなること |
|---|---|
| 利用者 | エージェントがリクエストに応答しなくなる |
| 作り手 | 自然言語での作成、エージェントのプレビューやテスト、エージェント評価の作成ができなくなる |
ただし、容量を超えた瞬間に止まるわけではありません。
消費が使える容量を超えると環境は超過状態になりますが、業務プロセスの停止を避けるため、猶予期間と同じように一定程度の超過使用は許可されると記載されています。
どこまで猶予されるのかについて、具体的な数字は示されていません。
💡 容量がなくなったときの選択肢
公式には3つ挙げられています。
テナントまたは環境レベルで既存の容量を再割り当てする、追加の容量を購入する、超過分を処理するために従量課金のメーターを設定する、の3つです。
業務で使っているエージェントが突然止まるのは避けたいので、どれを取るか事前に決めておくと安心です。
見積もりをどう進めるか
クラシック版には機能ごとのクレジット単価表がありますが、GitHub Copilot ハーネスに同じものはありません。
クレジット ガイドでも、作成時は会話ターン数のレンジ、実行時は代表的なシナリオのレンジという示し方になっています。
机上の積み上げで詰めるのは難しいので、公式に用意されている手段を組み合わせるのが現実的です。
用意されているのは、次の4つです。
方法 1 Copilot Credit Estimator で概算を出します。
エージェントの種類、想定トラフィック、オーケストレーション、ナレッジ、ツールを選んで消費量を見積もる公式ツールです。
ただし、拘束力のある見積もりではなく、あくまで参考値です。
方法 2 小さく作って実測します。
Copilot Studio の Monitor ページで、そのエージェントが消費したクレジットを確認できます。

方法 3 Power Platform 管理センターで環境全体・テナント全体の消費を追います。
環境ごとの日次データや、過去12か月の推移が確認できます。
方法 4 エージェント単位の上限を設定します。
管理センターからエージェントごとに月間の使用量制限を設定でき、上限に近づくと通知、到達すると自動的にオフになります。
事前の概算はあくまで参考値なので、小さく作って実測し、その数字で見積もりを詰めるのが現実的です。
そのうえでエージェント単位の上限をかけておけば、想定を超えたときも被害が読めます。
💡 検証用の環境を分けておく
GitHub Copilot ハーネスはプレビューや評価の実行でクレジットを消費します。
検証用の環境を分けてクレジットを割り当てておくと、本番用の容量を守りながら実測値も取れます。
制限事項
コストの観点で、あわせて押さえておきたい点です。
まず仕様が動きやすいことです。
GitHub Copilot ハーネスは2026年8月3日に一般提供が開始されましたが、本記事の執筆時点(2026年8月)では Memory など一部の機能がプレビュー段階として残っており、課金の考え方も含めて仕様が変わる可能性があります。
ライセンス ガイド自体も、改訂のたびに構成が入れ替わっています。
次にDataverse の容量です。
Copilot Studio はデータの保存先として Microsoft Dataverse を使用します。
クレジットの購入方法をひとつでも構成しているテナントには既定の容量が提供されますが、超過分は容量アドオンの購入が必要です。
既定容量はライセンス ガイドの改訂で変更されることがあるため、最新版でご確認ください。
最後にPower Automate のクラウド フローです。
こちらは Copilot クレジットではなく Power Automate のライセンスを使用し、Copilot Studio の請求や強制の対象外だと明記されています。
エージェント フローとは扱いが違う点にご注意ください。
よくある質問
Q. 設定画面を触っているだけでもクレジットは減りますか?
減りません。
ライセンス ガイドには「手動の、LLM を使わない構成は Copilot クレジットを必要としない」と明記されています。
指示文を自分で書く、ナレッジやツールを登録するといった作業では消費しません。
消費するのは自然言語によるオーサリング、プレビュー、評価といった AI モデルを動かす操作です。
Q. Microsoft 365 Copilot ライセンスがあれば追加費用なしで使えますか?
GitHub Copilot ハーネスについては、追加でクレジットが必要です。
Microsoft 365 Copilot の使用権でフェアユースの範囲に含まれるのは、標準ハーネスと Copilot チャット ハーネスで作ったエージェントを Microsoft チャネルで実行する場合です。
GitHub Copilot ハーネスの実行分は、ライセンス ガイドに Copilot クレジットが必要と記載されています。
作成時の LLM 操作についても、ハーネスを問わずクレジットが必要です。
Q. クレジットを使い切るとどうなりますか?
クレジットを必要とする操作が使えなくなります。
利用者側ではエージェントがリクエストに応答しなくなり、作り手側では自然言語での作成、エージェントのプレビューやテスト、評価の作成ができなくなります。
ただし業務プロセスの停止を避けるため、一定程度の超過使用は猶予されると記載されています。
容量がなくなった場合は、既存の容量の再割り当て、追加の容量の購入、従量課金のメーターの設定が選択肢として挙げられています。
まとめ
GitHub Copilot ハーネスに切り替えると、コストの前提が3つの意味で変わります。
1つ目はタイミングです。
公開してから課金、ではなく、公開前の動作確認から消費が始まります。
ただし手作業の設定だけでは消費しません。
2つ目はMicrosoft 365 Copilot ライセンスの守備範囲です。
GitHub Copilot ハーネスの実行分は、ライセンスを持っていてもクレジットが必要でした。
ここを見落とすと見積もりが大きくずれます。
3つ目は見積もりの立て方です。
クラシック版には機能ごとの単価表がありますが、GitHub Copilot ハーネスには現時点ではありません。
小さく作って実測し、エージェント単位の上限で守ることが、現実的だと感じました。
GitHub Copilot ハーネスだからこそ使える Skills と Memory については、こちらの記事でまとめています。
ハーネスそのものの違いについては、こちらの記事でまとめています。
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プロフェッショナル開発と市民開発のどちらにも対応していますので、以下のリンクからサービスの詳細をご確認ください。
※ 本ブログで参照されている、Microsoft、Microsoft Copilot Studio、Power Platform、その他のマイクロソフト製品およびサービスは、米国およびその他の国におけるマイクロソフトの商標または登録商標です。
※ その他の会社名、製品名は各社の登録商標または商標です。

