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Google Cloud Next Tokyo 2026 参加レポート!基調講演の注目発表まとめ

この記事のポイント
Google Cloud Next Tokyo 2026 Day 1 基調講演の参加レポートです。AIインフラからアプリケーションまでを完全自社開発するGoogle Cloudの統合的な強みや、Gemini 3.5 / 3.6の最新モデル情報、そして海外拠点との会議に劇的な変化をもたらすGoogle Meetの音声翻訳機能について、現地で筆者が感じた実務へのインパクトを交えて解説します。
- フルスタックAIと最新モデルの展開:
チップ(TPU)からアプリまで自社開発する統合力が強調されました。また、速度とコストのバランスに優れた「Gemini 3.5 Flash」の日本リージョン対応や、コーディング性能が向上した「Gemini 3.6 Flash」など、全4モデルのラインアップが紹介されました。 - 言語の壁を越えるGoogle Meetの音声翻訳:
「Gemini 3.5 Live Translate」モデルを基盤に、70以上の言語に対応するリアルタイム音声翻訳機能(Speech Translation)が発表されました(Google公式ブログ・ヘルプ参照)。ボタン1つで自分の声に近い音声へ自動翻訳されます。 - 現地参加ならではの所感と今後の展望:
言語の壁による会議参加者の制限がなくなることは、実務において非常に大きなインパクトがあると感じました。また、エージェンティックコーディング向けの本命「Gemini 3.5 Pro」の提供が待ち望まれます。
はじめに
こんにちは。DXソリューション事業本部の岡田です。
2026年7月30日(木)・31日(金)に東京ビッグサイト 南展示棟・会議棟で開催されている Google Cloud Next Tokyo(以下 Next Tokyo)の1日目に参加してきました。
本記事では Day 1 基調講演(10:00 - 11:30)で発表された内容を紹介します。
登壇したのは Google Cloud Japan 代表の三上智子氏や、Google Workspace プロダクト担当バイス・プレジデントのユリー クォン キム氏などです。プロダクトの最新アップデートに加えて、日本を代表する企業のリーダーによる導入事例も語られる構成でした。
業界唯一、自社開発による完全なフルスタック AI
基調講演では「業界唯一、自社開発による完全なフルスタック AI」など、Google Cloud の特徴が紹介されました。

スライドには、下から順に以下のレイヤーが積み上げられていました。
- AI Hypercomputer
- Research & Frontier Models
- Agentic Data Cloud
- Agentic Defense
- Agent Platform
- Agents & Applications
AI 専用に設計されたインフラから、Gemini などのモデル、データ基盤、セキュリティ、エージェントの構築・運用基盤、そしてエージェントやアプリケーションまで。個別のサービスを寄せ集めているのではなく、全レイヤーを自社で一貫開発して垂直に最適化している、というのが主張のポイントです。
あわせて、AI 専用チップ(TPU)を自社で設計・製造していることも紹介されました。チップからモデル、エージェント、アプリまで自前で持っている会社は他にない、という立ち位置の説明でした。
開発者向けのアップデート ― Antigravity・Gemini 3.5 Pro
ここからは「New」バッジ付きのスライドが続きます。
まず Google Antigravity for Gemini Enterprise。「New」などの表記がありました。Antigravity は Google の AI ファーストな統合開発環境(IDE)で、それを Gemini Enterprise 環境で使えるようになった形です。

続いて「Gemini 3.5 / 3.6」と題したモデルのラインアップです。

スライドに並んでいたモデルは次の4つでした。
| モデル | 位置づけ | 提供状況 |
|---|---|---|
| Gemini 3.5 Flash | 速度とコストのバランスを取った Flash 系の従来モデル | 提供中 |
| Gemini 3.6 Flash | Flash 系の新しい主力モデル。コーディングやマルチモーダルの性能が向上 | 提供中 |
| Gemini 3.5 Flash-Lite | 軽量・低コスト重視。大量処理向け | 提供中 |
| Gemini 3.5 Pro | エージェンティック コーディングに最適化 | Coming soon |
あわせて Gemini 3.5 Flash の日本リージョン対応も発表されました。データの保存場所や処理拠点に制約がある企業にとっては、検証から本番利用へ進める材料になります。
気になるのは Gemini 3.5 Pro です。Google I/O 2026 では6月提供予定として告知済みでしたが、現在でもステータスは変わっていないようです。7月21日には後から出た 3.6 Flash が先に一般提供されており、Google 公式ブログでも 3.5 Pro は「パートナーとテスト中で、準備が整い次第提供する」と説明されるにとどまっています。エージェンティック コーディング向けの本命モデルなので、首を長くして待っています。
Google Workspace ― Google Meet が言語の壁を越える
後半は Google Workspace プロダクト担当バイス・プレジデントのユリー クォン キム氏によるパートでした。
紹介されたのは Google Meet の翻訳機能です。ビデオ会議中に翻訳ボタンを押すと、自動で翻訳してくれるということです。海外のメンバーとのビデオ通話が、特別な準備なしにできるようになります。
Meet 側の機能名は音声翻訳(Speech Translation)で、話しているそばから自分の声に近い声で翻訳されます(Google Meet ヘルプ)。基盤になっているのは2026年6月に発表された Gemini 3.5 Live Translate というモデルで、70以上の言語に対応しています(Google 公式ブログ)。
実務へのインパクトは大きいと感じました。言語がボトルネックになって海外拠点との会議の参加者を絞らざるを得ない、という場面は珍しくありません。
ボタン1つで解決するなら、会議に呼べる人の範囲が変わります。
まとめ
Day 1 全体を通して感じたのは、Google Cloud が「チップからアプリまで全部自社で持っている」ことを軸に据えてきたことです。モデル単体の性能を競う話ではなく、インフラからエージェントまで一貫して押さえている強みを前面に出す構成でした。
また、Gemini 3.5 Flash の日本リージョン対応など、日本のシェアを本気で取りにいっているなと感じました。
進化する Google Cloud からますます目が離せなくなりました。
Day 2 も楽しみます!
なお、Expo で体験した AI アバター生成ブース「Gemini Motion Lab」については、別記事で紹介します。
QESではGemini Enterpriseの導入コンサルティング、エージェント設計、Google Workspace連携、運用支援まで一貫してサポートしています。Gemini Enterpriseの支援内容については下記のサービスページをご覧いただくか、お問い合わせフォームよりお気軽にご相談ください。
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