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~Kiro導入に向けて~ IAM Identity CenterとKiroの連携法

こんにちは!DXソリューション営業本部の菊池です。
今回は、先日行われたAWS re:Inventでアップデートが発表された「Kiro」をAWS IAM Identity Centerと連携させて、利用開始するための手順をご紹介します。
今回の構成
今回は、AWS Organizations組織内にあるIAM Identity Centerの委任管理者アカウントで、Kiroのセットアップを行いました。
IAM Identity Centerの設定は終わっている前提で設定を行います。

コンソールでの設定
1. Kiroの有効化
マネジメントコンソールよりKiroを検索します。
Kiroを有効化していないアカウントでは、下図のようにリージョンの選択画面が表示されます。
現状東京リージョンでKiroの設定は行えないため、米国(バージニア北部)か欧州(フランクフルト)など、サポートされているリージョンの中から選択します。
Kiroコンソールが開けたら「チームにKiroを導入しましょう」を選択します。
下図のようなポップアップが出てくるので、「管理者としてアプリケーションを設定」を選択します。
Kiroを有効化するかの確認が表示されるので、「有効にする」を選んでください。
2. ユーザーの追加
Kiroを有効化できたら、次にKiroを使うユーザーにサブスクリプションを割り当てていきます。
「ユーザーを追加」を選択します。
Kiroプランの選択画面が表示されるので、割り当てたいプランを選択します。
「表示名別のユーザーを検索」から、追加したいユーザーを選択し、割り当てます。
「Kiroに追加されたユーザーのリスト」で、ユーザー・プランが正しいことを確認したらコンソールでの設定は完了です。
Kiroのインストールと連携設定
ユーザーアカウントの準備ができたら、次はKiro本体をインストールし、先ほど設定したIAM Identity Centerのユーザーと紐付けを行います。
1. インストーラーの取得とインストール
以下のKiro公式サイトにアクセスし、お使いのOS(macOS, Windows, Linux)に対応したインストーラーをダウンロードして、インストールしてください。
2. 新規ユーザーとの紐付け
インストールが完了したら、Kiroを起動します。
起動後の初期画面で「Sign in with your organization identity」を選択します。
続いて、接続先の情報を入力する画面になります。
ここには、初めに確認した招待メールに記載されている「Start URL」と「Region」をそれぞれ入力し、「Continue」をクリックします。
※ここで入力するRegionは、IAM Identity Centerを有効化しているリージョンです。
クリックするとWebブラウザが起動し、AWSの認証画面にリダイレクトされます。
ログイン認証後、Kiroからのアクセス許可を求める画面が表示されますので、「アクセスを許可」を選択してください。
許可するとブラウザからKiroのアプリケーションに戻り、連携が完了します。
これでKiroのセットアップは完了し、利用を開始できる状態になりました。
まとめ
今回は、KiroとAWS IAM Identity Centerを連携させて、利用開始するための手順を紹介しました。
IAM Identity CenterとKiroを連携することで、組織内のユーザーやサブスクリプションの管理を効率的に行うことができます。
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