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Copilot Studio エージェントで MCP サーバー 使ってみた

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はじめに

Copilot Studio のエージェントで、MCPサーバーを利用してみたのでご紹介しようと思います。
※MCPサーバーについては、「Azure AI エージェント サービスを使って MCP サーバ を作成してみた」をご確認下さい。

今回の構成は、Copilot Studio のエージェントをUIに利用して、Microsoft Learn Docs MCP Server にリクエストを送る構成としました。

a589_27.png

作成手順

1.エージェントの作成

まずは、以下手順でエージェントを準備します。

1.Copilot Studio を開き、[エージェント] → [新しいエージェント]をクリックします。
a589_01.jpg

2.オーケストレーションの機能を利用するので、言語を「英語(en-US)」に変更して、[作成]をクリックします。
※オーケストレーションの機能は、現在、英語のみでサポートされています。
 生成オーケストレーションの使用についてよくあるご質問
a589_02.png

3.エージェントが作成されたら、詳細セクションの[編集]をクリックします。
a589_03.png

4.名前、説明を入力して、保存をクリックします。
a589_04.png

5.[生成AIを有効化する]をクリックし、オーケストレーションを有効化します。
a589_05.png

2.カスタム コネクタの作成

続いて、MCPサーバーの接続に使用するカスタム コネクタを作成します。

1.ツールセクションより、[ツールを追加する]をクリックします。
a589_07.png

2.[新しいツール]をクリックします。
a589_08.png

3.[カスタム コネクタ]をクリックします。
a589_09.png

4.[カスタム コネクタの新規作成]を選択肢、[OpenAPI ファイルをインポートします]をクリックします。
a589_10.png

5.コネクタ名、OpenAPI ファイルをインポートしますを設定し、[続行]をクリックします。
a589_11.png

OpenAPI ファイルは以下内容のファイルを使用しました。

【ms_learn_mcp.yaml】

swagger: '2.0' 
info:
  title: MCP Server TEST
  description: Microsoft Learn Docs MCP Server に接続します。
  version: 1.0.0
host: learn.microsoft.com
basePath: /api
schemes:
  - https
paths:
  /mcp:
    post:
      summary: Microsoft Learn Docs MCP Server
      x-ms-agentic-protocol: mcp-streamable-1.0
      operationId: InvokeMCP
      responses:
        '200':
          description: Success


6.[コネクタの作成]をクリックして、カスタム コネクタを作成します。
a589_12.png

7.Copilot Studio のサイトに戻り、更新ボタンをクリックします。
a589_24.png

8.[モデルコンテキストプロトコル]より、追加したカスタム コネクタをクリックします。
a589_13.png

9.[未接続]をクリックして、接続情報を作成します。
a589_14.png

10.[新しい接続を作成する]を選択します。
a589_25.png

11.[作成]をクリックします。
a589_26-1.png

12.接続が追加されたことを確認し、[エージェントに追加する]をクリックします。
a589_16.png

13.カスタム コネクタがツールに追加されます。
a589_17.png


3.エージェントの設定

最後にエージェントの指示を設定します。

1.指示セクションの[編集]をクリックします。
a589_18.png

2.指示を入力して、[保存]をクリックします。
a589_19.png

4.動作確認

テストパネル下部のフィールドにメッセージを入力して、動作確認します。
テストパネルが表示されていない場合は、[テスト]をクリックすると表示できます。
a589_20.png

質問を入力すると日本語に翻訳されていませんが、回答が返ってきました。
a589_21.png

エージェントに翻訳を指示すると日本語になりました。
少し手間ですが、英語で回答されても何とか使えそうです。
a589_23.png

また、活動マップよりMCPサーバーへ問い合わせできていることが確認できました。
a589_22.png

最後に

カスタム コネクタを作成するひと手間で、MCPサーバーを利用することができました。
今後、さまざまなMCPサーバーが登場すれば、AIは多くのツールやサービスとスムーズに連携できるようになり、より幅広い業務への活用が期待されます。

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