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AWSでの開発環境が欲しい時:AWSでの選択肢3選

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こんにちは。クラウドプラットフォーム本部の矢口です。今回は、AWSでの開発環境が欲しい時というテーマで、EC2、WorkSpaces、Cloud9という三つのAWSサービスを比較してみたいと思います。

EC2

まず始めに、Amazon Elastic Compute Cloud(EC2)についてです。EC2は仮想化技術を使用して、ユーザーが自分の仮想サーバー環境を容易に構築できる強力なサービスです。EC2の最大の利点はその柔軟性です。ハードウェア、OS、ネットワーク接続、ストレージを完全にカスタマイズできます。また、必要なリソースをすばやく追加または削除することが可能なので、急速に変化する開発環境にとって理想的な選択肢といえるでしょう。

EC2のデメリット

しかし、その柔軟性は一方で、より多くの管理が必要というデメリットにもつながります。特にセキュリティやパフォーマンスの管理には技術的な知識が必要となります。また、料金体系が複雑で、特にデータ転送のコストが高額になる可能性があるため、注意が必要です。

WorkSpaces

次に、Amazon WorkSpacesについて見てみましょう。WorkSpacesは、クラウド上で提供される仮想デスクトップ環境のサービスです。ユーザーはどこからでもアクセスでき、必要なアプリケーションやデータを含むフル機能のWindowsまたはLinuxデスクトップを提供します。つまり、個々の快適な開発環境を素早く作成でき、デバイスの種類に左右されることなく作業することができます。

WorkSpacesのデメリット

しかし、WorkSpacesの最大の欠点は、ネットワーク接続が不安定だとパフォーマンスが大幅に低下することです。また、使用しない時間帯でも料金が発生すること、柔軟さがEC2に比べて劣る点も覚えておきましょう。

Cloud9

最後に、Cloud9について説明します。Cloud9は完全にクラウドベースの開発環境で、サーバーレスアプリケーションの開発に特化しています。ブラウザからリアルタイムでコードを記述、実行、デバッグできます。開発チームが共同で作業する場合、リアルタイムのコラボレーションと独自の共有環境が特長です。また、AWS Lambdaとの統合が進んでおり、Lambda関数の開発とテストが容易になっています。

Cloud9のデメリット

Cloud9のデメリットを挙げるなら、オフラインでの使用ができないことです。また、IDEのカスタマイズが限定的であるため、特定の開発ツールを使用している場合は不便な面もあります。

結論

結論として、どのサービスを選択すべきかは、開発が進むプロジェクトやチームのニーズによります。高い柔軟性とカスタマイズ性が求められるならEC2、スムーズなリモートワークを実現したいならWorkSpaces、サーバーレスアプリケーションの開発がメインならCloud9という選択になるでしょう。各サービスの特長と制限を理解し、プロジェクトの具体的な要件に合わせて選ぶことが最も重要ではないでしょうか。

それでは、今回はこれで終わりにします。質問やコメントがあればお気軽にご連絡ください。ありがとうございました。

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