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【SKYSEA】 第7回 SKYSEAの機能を見てみよう グローバルマスターサーバー

はじめに

こんにちは。システムソリューション営業本部の船津です。
今回はSKYSEA大規模環境(管理対象となる端末20000台以上の構成)について
お話していきたいと思います。
まず初めにSKYSEAのサーバー構成についてご説明していきます。
SKYSEAの最小構成として、資産情報を取集・管理するマスターサーバー、
ログ情報を取得するデーターサーバーが必要となります。
管理対象となる端末の台数に合わせて、以下の図のように各サーバーの必要台数が変わります。
管理対象となる端末が20000台以上の大規模環境では
大規模用管理サーバー(以降はグローバルマスターサーバーと記載)が必要となります。
基本的な機能としましては、通常のマスターサーバーと同様に
管理機(前回ブログをご参照ください)、端末機の資産情報の収集・管理を行います。
それではグローバルマスターサーバー環境について、詳しく見ていきましょう。
グローバルマスターサーバー
グローバルマスターサーバーを導入すると各マスターサーバーの管理を担い、
マスターサーバー1台につき、SKYSEA管理端末上限が10000台となります。
※データーサーバーについては5000台につき1台
例 管理対象となる端末が30000台の場合の最小構成
・グローバルマスターサーバー1台
・マスターサーバー3台
・データーサーバー6台が必要となります。
従来のマルチサーバー(マスターサーバーが複数)環境では、
各マスターサーバー対して管理機が属し、資産情報の閲覧・管理します。
グローバルマスターサーバーは全マスターサーバーの資産情報を保持します。
そして各マスターサーバー配下の管理機は、グローバルマスターサーバーへ
直接通信を行い、資産情報を閲覧、管理します。
グローバルマスターサーバーを導入すると機能的な面では大きな違いはありませんが、
上記のようにSKYSEAの構成部分での違いが見られます。
※バックアップ方法については従来通りとなります。
※グローバルマスターサーバー含めいずれかのマスターサーバーに障害が発生し、復旧が必要になる場合は、
すべてのマスターサーバー(グローバルマスターサーバー含む)について、
同じバックアップポイントのバックアップデータからのリストアが必要になります。
まとめ
今回はグローバルマスターサーバーについてご紹介させていただきました。
グローバルマスター環境下では、通常のSKYSEA環境とは違い
1部以下のような制限事項があります。
・グローバルマスターサーバーのみ有償版の「Microsoft SQL Server2019 Standard Edition」が必要になります。
・「管理機設定」画面から「スタンダードモード」「エンタープライズモード」選択が非表示になります。
※「スタンダードモード」「エンタープライズモード]については、 また別の機会にブログで紹介したいと思います。
・グローバルマスター環境では、相互通信・名前解決が出来る事をご確認ください。
グローバルマスターサーバーについてもっと詳しく知りたい!
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最後までご覧いただきありがとうございました。
※このブログで参照されているSKYSEA、SKYSEA Client ViewはSky株式会社の登録商標または商標です。