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初心者必見!Power AutomateとOfficeスクリプトでExcelの申請書チェックフローを作ってみた②

はじめに
前回のブログでは、Officeスクリプトを作成して、Excelの入力値チェックをするところまでを作成しました。
もし、前回のブログをまだ見ていないという方がいらっしゃいましたら、以下からご覧ください。
今回は、そのOfficeスクリプトをPower Automateのクラウドフロー側から実行し、
Officeスクリプトでのチェック結果を、ログファイルに出力するフローを作成していきます。
1.クラウドフローの作成
早速クラウドフローを作成していきます。
今回は「フローを手動でトリガーする」を選択しました。
フロー名を付け、「作成」を押下します。
アクション選択の画面で、「Excel Online」をクリックします。
「スクリプトの実行」を選択します。
このアクションで、前回作成したOfficeスクリプトを、クラウドフローから実行することが可能です。
設定値は以下のように、前回のブログで作成したスクリプトの格納先と、スクリプト名を指定します。
次に、Officeスクリプトでの入力チェックでエラーがあった場合、ログファイルに出力する部分の実装です。
今回はSharePoint Onlineの所定のフォルダへログファイルを出力するように設定しました。
ファイル名はフローを実行した日付を設定しています。
ファイルコンテンツには、「スクリプトの実行」アクションで得られる結果の「result」を設定しています。
ここにOfficeスクリプトでの実行結果が入る予定です。
最後にフローを保存したら、以上でクラウドフローは完成です!
2.クラウドフローの実行
早速クラウドフローを実行してみます。
まず、「スクリプトの実行」アクションで設定したフォルダに、前回作成したExcelファイルを置いておきます。
ファイルの内容は以下のようになっています。
ログ出力先のフォルダは、空の状態です。
それでは、クラウドフローを手動で実行してみます!
無事実行完了しました。
ログフォルダを見てみると、テキストファイルが作成されています。
ログファイルの内容を確認すると、Excelで入力値チェックエラーがあった行をログとして出力できています。
前回のブログで確認したものと同様、入力値チェックエラーのセルは黄色で塗りつぶされています。
おわりに
今回はPower AutomateからOfficeスクリプトを実行し、その結果をファイルに出力する方法をご紹介しました。
とても簡単に作成することができたので、ぜひ活用してみてはいかがでしょうか。
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