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Windows11への移行の必要性について

こんにちはDXソリューション営業本部の酒井です。
Windows10のOSサポートが終了するまで、あと約1年半となりました。
まだ移行されていない方の中には「Windows11とWindows10って何が違うの?」
「移行しないとどういうリスクがあるの?」といった疑問を頂いている方もいるかと思います。
本記事はそういった読者の方のお力になれればと思い執筆致しました。是非参考にして頂ければ幸いです。
Windows11とは
Windows11とはマイクロソフト社がWindows10の後継として開発した、最新のオペレーティングシステム(OS)です。
Windows10より、画面デザインが大きく変更され、より使いやすい仕様になっているのが特徴になります。
またセキュリティ面も強化されていますので、こちらは別の機会にでもご紹介できればと思います。
デスクトップ画面
従来左寄されていたタスクバーが中央に配置され、よりモダンなデザインに。
※設定を変更すれば、左寄にすることも可能です。

スタートメニュ―画面
Windows10の角ばったデザインから、少し丸みを帯びたデザインに。
こちらのメニューはカスタマイズ可能で、利用頻度の高いアプリやフォルダ等を配置することが出来ます。

エクスプローラーのタブ機能
エクスプローラー上でタブ表示が可能に。従来では複数開く必要があったが、ウィンドウが1枚に。
フォルダ間の切替が容易になることが期待できる。

スナップ機能
ウィンドウを複数パターンで配置可能に。

OSのサポート期間
以下各バージョンの現在発表されているOSのサポート期間になります。今回はWindows10の最終バージョンである22H2のサポート期限「2025年10月14日」を
OSのサポート終了日として話を進めていきます。
OS |
サポート期間 |
Windows11 バージョン 23H2 |
2025年11月11日まで |
Windows11 バージョン 22H2 |
2024年10月08日まで |
Windows11 バージョン 21H2 |
2023年10月10日終了 |
Windows10 バージョン 22H2 |
2025年10月14日まで |
Windows10 バージョン 21H2 |
2023年06月13日終了 |
Windows10 バージョン 21H1 |
移行しないことのリスク
Windows11へ移行しない、もしくは移行が遅くなる場合には以下のようなリスク考えられます。■移行しない場合
・セキュリティリスクの増加
OSのサポートが切れることにより、セキュリティ更新プログラムなどの、
OSの脆弱性に対するアップデートが適用されなくなります。
そのため、マルウェア感染やサイバー攻撃を受ける可能性が高まります。
・OSの不具合が修正されなくなる
OSの更新プログラム、修正プログラムが提供されなくなるため、
OS自体に不具合が生じた際に、解消できない場合があります。
それにより、PCが利用できなくなったり、データが損失する可能性があります。
■移行が遅くなる場合
・無償アップデート期間が終了してしまう可能性がある
現在Microsoftからは、無償アップデート期間の終了時期は明示されていませんが、
いずれ終了することが見込まれます。※Windows10時の無償アップデート期間は約1年
・PCのリプレース需要がひっ迫する可能性がある
Windows10のサポート終了時期が近づくにつれて、
各社のWindows11PCへのリプレース需要が高まることが予想されます。
そのため、希望の機器の在庫切れ・納期遅れにより、サポート終了までに移行が間に合わない可能性が高まります。
Windows11のシステム要件
Windows11へアップデートする場合は、ご利用端末が以下のシステム要件を満たしている必要があります。
またご利用端末がシステム要件を満たしているかは、Microsoftが提供している「互換性ツール」をご利用頂くことで確認出来ます。
Windows11へ移行する際の注意点
上記のシステム要件をご利用端末が満たしているから即座にアップデートしてもいいのか、というとそうではありません。
端末のシステム要件以外に以下2点も併せて確認頂く必要がございます。
・社内システム、アプリケーションとの互換性
普段ご利用されるシステムやアプリケーションがWindows11に対応していない場合、
端末をアップデートしたことで利用できなくなる可能性があります。
システム等がWindows11に対応しているかどうかは、
提供元のサイトもしくはお問合せ頂くことで確認することが出来ます。
ご利用端末をアップデートされる前に、こちらは是非とも確認ください。
・周辺機器との互換性
お使いのマウスやUSB、複合機などのプリンターもWindows11に対応していない場合、
アップデートすることで利用できなくなる可能性があります。
こちらも提供元のサイトもしくはお問合せ頂くことで対応しているかは確認できます。
まとめ
いかがでしたでしょうか。Windows11へ移行しないとOSのサポートが切れてしまう、それによりセキュリティリスクにさらされてしまう、ということが一番留意すべき点かと思います。
ただアップデートすることでシステムが利用できなくなるなどの悪影響も考えられるのも確かです。
まだWindows10のサポートが切れるまでは時間がありますので、
ご利用環境に併せて計画的にアップデートしてみてはいかがでしょうか。
弊社ではお客様のWindows11端末の調達、移行・キッティングを含めた導入支援を行っております。
お困りの際はお気軽にお問い合わせください。
お読み頂き誠にありがとうございました。
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