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Power Virtual Agents でチャットボットを作成してみた

はじめに
皆さんは、チャットボットを利用したことがあるでしょうか。最近は多くのWebサイトでみかけます。
用途は、FAQ、配信、処理代行、雑談などがあります。
以前は、このチャットボットを開発するために、データサイエンティストやエンジニアなど、多くの専門家を必要としていましたが、近年は様々な企業からチャットボット作成ツールが提供されており、導入するための敷居は低くなってきたかと思います。
Microsoft社からも、チャットボットを作成するサービスとして、Power Virtual Agents が提供されています。
Power Virtual Agentsを使うと、基本的にはコーディング知識などの開発技術を必要とせずに、GUIでチャットボットを作成できます。
今回は、Power Virtual Agentsを使って、以下の3点を試してみようと思います。
1.チャットボットの作成
2.トピックの作成
3.チャットボットの削除
1. チャットボットの作成
Power Appsポータルにサインインし、左メニューにある [チャットボット > 作成] をクリックします。[基本的な会話型ボット]をクリックします。

以下を設定し、[作成]をクリックします。
- ボット名
- 言語
- 環境

これでチャットボットのベース作成は完了です。
2. トピックの作成
次にトピック(会話のやりとりの部分)を作成していきます。左メニューの [トピック] をクリックします。

デフォルトで、いくつかトピックが作成されています。
[新しいトピック] をクリックし、新規でトピックを作成します。

トリガー フレーズ から、フレーズを追加します。
今回は、"はじめまして" を追加します。

次にメッセージ(チャットボットからの応答)を追加します。

動作を確認します。
[ボットのテスト] エリアの下部にある、テキストボックスから、"はじめまして" と入力します。
すると、ボットから応答が返ってきます。

今回は、簡単な挨拶のみの設定でしたが、さまざまなトリガー フレーズ、メッセージを設定することで、FAQに対応可能なチャットボットも実現できそうです。
3. チャットボットの削除
最後に、今回、作成したチャットボットを削除します。上部メニューの右にある 歯車アイコン をクリックします。
設定エリアにある [全般設定] をクリックします。

[ボットの削除] をクリックします。

今回作成したボットの名前を入力し、[ボットの削除] をクリックします。

これで、作成したボットが削除されます。
最後に
今回は、Power Virtual Agents を使用し、チャットボットの作成を試してみました。次回以降は、FAQや、他のPower Platformサービスと連携した処理代行など、より実用的なチャットボット作成を試していこうと思います。
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