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「3密」をどう防ぐ⁉ LiDARを使ったオフィス環境改善へのサービス

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みなさんこんにちは!

緊急事態宣言の全国的な解除が発表されてから1か月半ほどが経ちました。
発表の翌日にはリモートワークからオフィス勤務へ戻すよう指示する企業もあり、緊急事態宣言下ではガラガラだった電車も、特に今月に入って明らかに人は増えてきましたね。
最後まで宣言の対象だった東京など5都道県でも、日常の風景が少しずつ戻り始めている様子が見受けられます。
オフィスに社員が戻って来た際の「3密」状態管理に効果を発揮し「WITHコロナ時代の働く環境」の安心と安全な活用に役立つサービスをご紹介します。

「LiDAR」技術使ってオフィス内の人の動き方を計測

LiDAR(ライダー)は「Light Detection and Ranging(光による検知と測距)の頭文字の略で一般的にはレーザー光を使ったセンサーの一種です。対象物までの距離はもちろん、位置や形状まで検知できるのが特徴で車などの自動運転には必要不可欠と言われるほどの技術です。
今回ご紹介するサービスはこのLiDARを使ってオフィス内での人の流れを計測・記録しそのデータをもとに「3密」状態を見える化し環境改善に役立てようというものです。

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センサー自体の大きさは手のひらサイズです。

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光レーザーの反射によって空間内の物体までの距離を測定します。

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計測時は写真のように三脚に設置し、これをレイアウトに応じてLiDARとPCを2~4セット配置するだけなのでお仕事の邪魔になりませんね。

オフィス内の計測と言うと、ご心配の方もいらっしゃるかもしれません。
「顔とか映ってない?」「私のオフィス内での行動監視されてない??」と。
でも、これカメラではありません。画像や映像でなく、人体に無害の光レーザーでその人の形状だけを検出し、点の集まりとして出力するためプライバシーを侵害する恐れはありませんのでご安心下さい。 

「LiDAR」による人流計測からオフィスの「3密」状態を客観的に評価

このサービスは株式会社日経リサーチが中央大学理工学部新妻研究室と共同研究技術を活用したものです。
LiDARによる社員同士の距離を計測し、密集・密接マップを作成。これを解析します。

人の位置を計測   距離が近い場所を発見   発生頻度を表示
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 実際のレイアウトに反映させると下図のようになり、色の濃さで密集状態が長く多く発生したところを示しています。
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 また下図のように社員一人一人の動線を図示することで、密集・密接状態になる理由が明らかになり、適切な対策を取ることができます。
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 「3密」を減らすためにはオフィスの使われ方を知ることから

紹介してきたサービスは社員同士の距離を計測し、密集・密接状態を確認するものですが、社員の動線も把握できるので、密集・密接状態を回避するために、オフィスレイアウトの改善策を教えてくれるでしょう。また、計測結果を社員にフィードバックすることで、「3密」状態を避けるよう社員の自覚を促したり、オフィス空間の効率的な活用に役立つことでしょう。
サービスの特徴をまとめます。

  1. LiDARは計測時に人物の顔などの画像・映像を撮影しないため、プライバシーを侵害する恐れがない
  2. LiDARは多くの機器をオフィスに設置する必要はなく、設置から計測開始までは短時間
  3. 社員が計測機器を携帯する必要はなく、負担はない
  4. 照明が暗い場所でも計測可能
  5. 計測機器の搬入、設置、測定、撤去は専門スタッフが実施し、工事の必要はない

 計測期間は常設から数日間のスポット設置まで、ご要望に合わせてくれるので、社員の安全・安心のため、このサービスの利用を検討してみてはいかがでしょうか。

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