1. システムとオフィスの融合
  2. media
  3. オフィスデザイン
  4. オフィスの音の問題はこれで解決!ABC(+D)

QESブログ

オフィスの音の問題はこれで解決!ABC(+D)

  • LINEで送る
  • このエントリーをはてなブックマークに追加

皆様こんにちは。QESオフィスソリューション営業本部の矢吹です。

私は普段オフィスの課題解決の提案営業をしていますが、今回はオフィスの『音』問題をテーマにしたいと思います。

オフィスにおける音の対策は、費用対効果が見えにくい、人により感じ方が異なるなど予算検討が難しい問題があるようです。先日私が担当しているお客さまからオフィスの音問題についてご相談をいただきましたので、今回は音のテーマで課題と対策についてまとめてみたいと思います。

これからの働き方、ワークスタイルで生まれるオフィスの音問題

この数年、働き方やワークスタイルに適した個性的なオフィスが増えてきたと思います。そして潜在的なオフィス内の音の問題が表面化した課題となり、弊社へご相談いただく案件が増えてきました。

私がご相談をいただいたオフィスの音問題を具体的にご紹介すると、以下のようなものがあります。

  • 出社率の増減に伴って表面化した音問題
  • アイデア共有、積極的なコワーキングオフィスを導入した事で表面化した音問題
  • ABW(Activity Based Working(時間と場所を自由に選択できる働き方))を採用したことで発生した音問題
  • 執務エリアでのWeb会議による音問題
  • 会議室周りの音問題、等

部門の壁をなくしオフィス空間を共有した働き方は、異なるセクションで仕事をしているワーカー同士が積極的にアイデアや意見を交わす新たなコミュニケーションの効果を生み出しました。
その一方、自分に関係のない声は仕事の集中の邪魔になるという表現で、オフィスの音に対する対策を要望する声を聞くようになりました。

これまでは会議室や打ち合わせブース周りの防音、音漏れ対策が主な課題でしたが、現在はオフィスの執務エリアでの音問題が表面化しています。

オープンスペースの執務エリアで必要な音対策例
オープンスペースの執務エリアで必要な音対策例

オフィスの問題を解決するABC(+D)って?

オフィスの音問題の解決策として、この機会にぜひ覚えていただきたい4つのキーワードがあります。

オフィスの音問題を解決するABC(+D)
A. Absorb(吸音)
B. Block(遮音)
C. Cover(かぶせる)
D. Distance(距離)

オフィスの音問題は、このABC(+D)の4つのキーワードからより適した対応策を選定する、もしくはいくつかの対策を重ねて解決策を検討いただく事となります。

ではA、B、C、Dのそれぞれについてどのようなものか、簡単にまとめてみましょう。

A Absorb 吸音

  • 吸音作用のある素材を用いて、「吸音する」、「反響を無くす」、反響をなくして、会話がしやすくなる。

フリーアドレス執務エリアとミーティング周りの課題①:
社員同士の交流を増やす目的で、執務エリア内にミーティング用のテーブルを設けたが「利用者によってうるさく感じる」、「業務に集中できない」との声がでてしまっている

解決案:
吸音性能のあるクロス地材等の囲い、ミーティングの会話が周りに広がりにくいデザインのブース席への入れ替えを検討する。

B Block 遮音

  • 音を遮る。
  • 壁、間仕切りで遮断して音を通さない

電話やWeb会議の会話、音の課題:
様々な業務や部門が違う社員同士が近くで仕事をしていると、「電話、Web会議が耳障り」、「うるさい」との声が出てしまっている。

解決案:
完全個室、半個室の遮音できる席を用意することで、電話やWeb会議もしやすく、他の社員も邪魔されないオフィスにする。

C Cover かぶせる

  • 音を被せる。
  • 音に音を被せて、気にならない音にする。(オフィス向けBGM、サウンド、暗騒音、マスキング音、等)

フリーアドレス執務エリアとミーティング周りの課題②:
執務エリアにミーティングブースを配置した結果、利用者が増え、以前より打合せがしやすくなったと好評だが、反面で「打合せの会話が漏れてくる」、「オフィスが静かだと、打合せ内容が聞かれているようで利用しにくい」との声が出てしまっている

解決案:
オフィス向けのサウンド(例:自然環境サウンド)と、マスキング音を流して、ミーティングする側も会話がしやすく、周りの社員も集中できる、仕事をしやすいオフィスにする。

D Distance 距離

  • 音源から離れる、距離をとる。(結果的に、聞こえなくする、気にならなくする。)

オフィス内の会話、その他様々な音の課題:

  • 「集中エリアを設けたい」
  • 「複合機、FAX等の音を何とかしたい」

解決案:
限られたオフィススペース内では実現が難しい場合もありますが、これらが案となります。

  • 会話を控える、電話、Web会議をしない、等の集中エリアを、他から一定の距離を設けて配置をする。
  • ペーパレス化と複合機の高スペック化で、台数の統合と執務席から一定の距離を離して配置をする。

スペースが限られたオフィスでは、現実的に音問題の対策のために人と人、エリアとエリアの距離(Distance)を離す解決方法は難しいと思います。しかしながら、音が減衰し最小化出来る対応策は実現可能です。オフィスの全面リニューアルや移転検討の際には、エリアやスペースの近接関係を検討するのとあわせ、今のオフィスで表面化している音問題を解決する絶好機になります。

まとめ

今回は、最近のオフィスにおける音問題がどういったものか、オフィスの音問題をABC+Dでどのように対策を取るかについて簡単にまとめました。

次回では、この対策のA(吸音)とB(遮音)、C(かぶせる)で、どのようなソリューションやオフィス家具があるかについてご紹介します。
「キーワードはAbsorb(吸音)とBlock(遮音) 今すぐできるオフィスの音対策!」

オフィス見学会のご案内

QES KABUTO ONEオフィスは、お客様に新しい働き方をご提案するライブオフィスとなっております。
ぜひ一度足を運んでください。お申し込みはこちら!

バーチャルオフィスも実施中!

QESバーチャルオフィス
  • LINEで送る
  • このエントリーをはてなブックマークに追加

お気軽にお問い合わせください。

ページのトップへ