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Microsoft Ignite 2024 @Chicago Day 1

はじめに
みなさんこんにちは。DXソリューション営業本部 高山です。今回は2024年11月19日-22日まで、アメリカ・シカゴで開催されているMicrosoft Igniteについて記事にしたいと思います。
今回、オンラインでは無く、各チームの代表4人で現地から参加しております!
日本から飛行機ではるばる10時間以上、長い道のりでした。。。
シカゴは歴史ある古い建物と近代的な建物が共存していてとても綺麗な街並みです。

Microsoft Igniteとは
Microsoft IgniteとはMicrosoft社が主催する年次イベントで、特にITプロフェッショナル、開発者、技術愛好者を対象としたカンファレンスです。このイベントでは、マイクロソフトの最新技術や製品、ソリューションに関する発表が行われるほか、参加者が知識を深めたりネットワークを広げたりするための機会が提供されます。https://ignite.microsoft.com/en-US
Opening Keynoteで発表されたこと
オープニングのKeynoteではMicrosoft AI イノベーションの最新情報が発表されました。
内容のサマリは以下の通りです。
※ 「発表された項目」にはGAされたものから、将来実装予定というアナウンスのみの項目も含みます。
- Microsoft Security Updates
- Zero Day Quest
- Microsoft 365 Copilot 新機能
- 300以上のプロダクトが追加で一般提供
- Copilot Pages
- Copilot in Teams,Word,PowerPoint,Excel,Outlookの新機能
- Copilot Actions
- Agents in Microsoft 365
- Third-Party agents
- Copilot Analytics
- SharePoint agents
- Copilot Control System
- Interpreter agent
- Employee Self-Service agent
- Pre-built agents
- Copilot Studio available pay-as-you-go in Azure
- Github Copilot for VS Code
- Github Advanced Security Copilot Autofix
- Copilot Device
- Windows App on Android
- Mobile Application Management
- Windows 365 Link
- Windows Hotpatch
- Bring to market the World's most powerful quantum machine
- Windows Resilieny Initiative
- Windows Hello Business(passkey to protect identity)
- Administrator Protection
- Windows Backup(Seamlessly transition settings and preferences across devices or during a clean reinstall for Entra ID users)
- Server Management
- Hotpatching
- Azure
- Azure Local
- NVIDIA Blackwell on Azure
- Azure HBv5
- Azure Maia
- Fablic Database
- Azure AI Foundry
- Azure AI Agents Service
- New centralized governance controls
- Risk and safety evaluations for image
- SQL Server 2025(Preview)
- SQL database in Fablic(Public Preview)
- Windows Server management enable by Azure Arc
- Windows Server 2025
- Microsoft Purview
- Data Security Posture Management
- Insider Risk Management for Microsoft 365 Copilot
注目したトピック
Microsoft 365 Copilotのセキュリティ
Microsoft 365 Copilotを使用するうえで、データに対するセキュリティが重要です。
データセキュリティについてOpening Keynoteでは以下内容が説明されていました。
※ 翻訳ツールで翻訳
どの企業でも、データの量とそれを取り巻く活動のレベルを把握するのは難しく、これはジェネレーティブAIの採用によってさらに拡大しています。84%の組織が、防御のためにさらに多くのことを行う必要があることに同意しています。
データセキュリティを最優先するAIツールの使用。そこで、Microsoft Purview データ セキュリティ管理の出番です。これにより、組織に影響を与えるデータセキュリティリスクを優先的に可視化できます。
さらに、組み込みのSecurity copilotを使用すると、すぐには明らかにならない可能性のあるリスクを簡単に発見できます。
Copilot は、データ セキュリティ管理者がリスクのある保護されていないデータを検出するのを支援しています。
次に、AIアプリケーションによるデータ使用をどのように保護するかを見てみましょう。Microsoft 365 Copilot の新しいコントロールは、データの過剰な共有を防ぐのに役立ちます こちら。概要で、ファイルに機密情報があることが検出されました。
ラベルが貼られておらず、保護されていないため、過剰な共有のリスクが生じます。PerView は、そのデータを保護し、権限のないユーザーがその情報にアクセスするのを防ぐポリシーを作成する手順を管理者に説明します。
あるいは、その訴えにヴァイオレットがいます。Purview では、Copilot やその他の AI アプリの危険な使用を検出することもできます。たとえば、ユーザーが辞めたばかりで、まだ辞めていないとします。
過去のアクティビティ パターンとは大きく異なる方法で Copilot を使用する (アクセス許可を超過した SharePoint サイトから機密データにアクセスしようとするなど)。
先ほど見たのと同じInsider Risk Management for Microsoft 365 Copilotとデータ保護のコントロールもCopilot Studioにネイティブに統合されているため、カスタムエージェントを保護できます。
この様にドキュメントデータを保護するためにはMicrosoft Purview データ セキュリティ管理を使用しSharePoint サイトのデータを保護することが重要です。また、退職者がデータを流出しない様、Insider Risk Managementを導入し退職者に対して、1日のアクティビティ発生頻度や他のユーザーと比べた場合の異常さ、機密情報を含むファイルの関与、行動の連続性などを分析し、リスクをスコア化しアラート通知後ケースの調査および対処を行う必要があります。
本機能については、今後検証し動作や設計する際の注意点などをブログにしていきたいと思います。
Azure AI Foundry
Azure AI StudioがAzure AI Foundryとして生まれ変わりました。
もちろん名前が変わっただけでなく、様々な新機能を引っ提げた、新プラットフォームとしてのリニューアルとなっているようです!
特に注目したいのがAzure AI Foundryに統合されたAzure AI Foundry SDKです。
このSDKを利用することで、AI開発に必要なステップが単一のインターフェースに統一され、さらにGithub、Visual Studio、VS Codeといったお馴染みの開発ツールとも密に連携できるようになります。
詳細は以下の公式アナウンスをご覧ください。
https://techcommunity.microsoft.com/blog/aiplatformblog/ignite-2024-announcing-the-azure-ai-foundry-sdk/4295862
まとめ
これから各個別のセッションを受けていくので、聞いた内容をどんどん記事にしていきたいと思います。※ 1日目の内容はYoutubeで見ることが可能です。
https://www.youtube.com/watch?v=wb_uWHFJBnA
弊社では、監査ソリューションを含めたMicrosoft 365におけるデータセキュリティ、コンプライアンス等の導入支援を実施しておりますので、気になる方はぜひお問合せページからご連絡下さい。
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そちらも気になる方はぜひご連絡お待ちしております。
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