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【初心者必見】Microsoft Intune とは?できること、メリットについて解説

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Microsoft Intuneとは

Microsoft Intuneとは、クラウドベースのエンドポイント管理プラットフォームで、モバイルデバイスとPCのセキュリティと管理を効率的に行うためのツールです。
Microsoft Intuneを利用することで、組織はデバイス、アプリケーション、データのセキュリティを確保し、生産性を向上させることができます。

Microsoft Intune概要図

 intune_03.png

Microsoft Intuneの対象デバイス

Microsoft Intuneでは、以下の種類のデバイスを管理することが出来ます。

モバイルデバイス: スマートフォン、タブレット(iOS、Android)
PC: Windows 10、Windows 11、macOS、Linux

Microsoft Intuneで実現できること

Microsoft Intuneではデバイスの管理を行うための様々な機能が用意されています。
各機能を利用することで、以下のようなデバイスの管理を行うことが出来ます。

デバイスのリモート管理

デバイスを紛失した場合、データへのアクセスを遠隔でブロックすることや、デバイスの初期化を行うことが出来ます。また、デバイスの位置を追跡することも可能です。

アプリケーションの配布・アップデート

企業が利用するアプリケーションを、管理対象のモバイルデバイスやPCに配信することができ、アプリケーションのアップデートも簡単に行うことが可能です。

※アプリ配布についてもっと知りたいという方はこちらの記事も是非ご覧ください。

Intuneでデバイスにアプリを自動配布してみた!(Part.1)

Windows Updateの管理

Windows PCに対しては、WSUS(Window Server Update Service)のようなWindows Updateのスケジュール管理や、更新の停止等の管理を簡単に行うことが可能になっています。

セキュリティポリシーの適用

デバイスにセキュリティポリシーを適用し、強力なパスコードの使用、デバイスの暗号化、不正なアクセスからの保護を実現します。

デバイスコンプライアンスの監視

デバイスが特定のセキュリティ基準を満たしているかどうかを監視し、非準拠となっているデバイスに対してMicrosoft 365へのアクセスを禁止する等のアクセス制御を行うことが可能です。

アプリケーションのデータ領域を分離する

企業データと個人データを分離するため、アプリケーション内でのデータ漏えいを防ぎます。

リモートサポート

リモートデスクトップを使用して、従業員のデバイスのトラブルシューティングをリアルタイムでサポートできます。


これらの機能により、組織はデバイスとデータのセキュリティを確保し、同時に生産性を向上させることができます。

Microsoft Intuneのメリット

ここまでの内容では、Microsoft Intuneを利用することでどのようにデバイス・企業データの管理を行うのかについて解説させて頂きました。
この章では、Microsoft Intuneを利用した場合のメリットについても挙げていきたいと思います。

クラウドサービスである

Microsoft Intuneはクラウドベースのサービスであるため、サーバーの管理やメンテナンスが不要です。このクラウドベースのアプローチにより、組織は物理サーバーの購入や設定にかかるコストと手間を削減できます。また、クラウドには常に最新のセキュリティパッチと機能の更新が適用され、セキュリティとパフォーマンスが維持されます。

さまざまなプラットフォームの管理が一括でできる

Microsoft Intuneは、Windowsデバイス、macOS、iOS、Androidなど、さまざまなプラットフォームを一元管理できるため、統合された管理ソリューションを提供します。これにより、異なるデバイスタイプやオペレーティングシステムを統合的に管理でき、管理の複雑性を削減します。

同一デバイスで個人と企業のデータが切り分けられる

Microsoft Intuneは、コーポレートデータと個人データを分離し、個人デバイス上でのビジネスデータの保護を実現します。これにより、プライバシーとセキュリティのバランスを取りつつ、従業員が自身のデバイスをビジネスに活用できます。

セキュリティとコンプライアンスの向上

Microsoft Intuneはセキュリティポリシーの適用、デバイスのコンプライアンスの監視、リモートワイプなどのセキュリティ機能を提供します。これにより、デバイスやデータのセキュリティを確保し、規制順守を容易にします。

Microsoft Intuneと他の製品の違い

Microsoft IntuneとAD(Active Directory)の違い

ADでは主にWindows PCに対する管理を行うことができ、GPOを利用してアプリの配布やポリシー制御を行うことが可能です。
Microsoft Intuneでは管理が可能なデバイスはモバイルデバイスを中心に多岐に渡り、それぞれのデバイス種別に合ったポリシーを利用してデバイスを管理することが出来ます。

また、デバイスの構成によってはGPOとIntuneのどちらも利用することが可能ですが、同じ設定が行われた場合には基本的にGPOでの設定が優先されます。

Microsoft IntuneとMECM(Microsoft Endpoint Configuration Manager)の違い

Intuneと同じMicrosoft社が提供するMECMは、アプリ配布やWindows Updateの更新管理、コンプライアンスの監視、リモート管理などを行うためのツールであり、大規模な組織でのエンドポイント管理をサポートするために設計されています。
機能としてはIntuneと同じようなものを備えていますが、基本的にはオンプレでの管理がメインになる点がIntuneとは異なります。

また、IntuneとMECMでは共同管理構成という構成をとることができ、ワークロードと呼ばれる各機能ごとにIntuneとMECMどちらで管理するかを選択することが可能です。

Microsoft Intuneと他のMDMソリューションの違い

Microsoft IntuneはMicrosoft社が提供していることもあり、Windows OSを管理する場合やAzure ADやMicrosoft 365を利用する場合に非常に親和性が高いソリューションになっています。具体的には、Windows Updateの管理、OSの設定に関するポリシー(Active DirectoryでいうGPOのようなもの)、Azure ADを利用した各種サービスへのアクセス制御等、多くの機能をMicrosoft Intuneだけで実装することが可能です。

Microsoft Intuneがおすすめの企業

Microsoft 365やAzure ADを利用する企業

Microsoft IntuneはMicrosoft 365やAzure ADとの親和性が高く、これらのサービスを利用している企業では特に有用性の高いソリューションとなっています。

BYOD(Bring Your Own Device)を採用している企業

BYODポリシーを採用している企業では、従業員の個人デバイスが業務に使用されます。Intuneを使用することで、これらのデバイス上のビジネスデータを保護し、セキュリティポリシーを適用できます。

多様なデバイスを使用する企業

異なるプラットフォーム(Windows、macOS、iOS、Android)のデバイスを使用する企業は、Intuneを使用してこれらのデバイスを一元管理し、セキュリティポリシーを統一的に適用できます。

セキュリティとコンプライアンスが重要な企業

セキュリティと規制順守が特に重要な企業は、Intuneを使用してデバイスとデータのセキュリティを確保し、コンプライアンス要件を満たすことができます。

リモートワークを推進している企業

特に近年、リモートワークが一般的になっています。Intuneを導入することで、リモート従業員のデバイスを安全に管理し、リモートアクセスを提供できます。

まとめ

いかがでしたか?

QESでは、Intuneを含め Azure、Microsoft 365に関する環境構築を支援致します。
デバイス管理で課題をお持ちの方はご連絡お待ちしております。

 

※このブログで参照されている、Microsoft、Windows、Power Pagesその他のマイクロソフト製品およびサービスは、米国およびその他の国におけるマイクロソフトの商標または登録商標です。

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