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【初心者向け】サーバレスアーキテクチャ: AWS Lambdaの使用方法

こんにちは。AWSプラットフォームグループの伊藤です。
サーバレスアーキテクチャは、開発者がサーバの操作やインフラストラクチャの管理に気を取られることなく、より本質的な開発に集中できる技術パラダイムです。そしてその中心に位置するのが「AWS Lambda」です。
一般的に、Lambdaはイベント駆動のコンピューティングサービスです。つまり、指定のイベントが発生したときに自動でコードを実行します。例えば、S3バケットにファイルがアップロードされたとき、DynamoDBテーブルのデータが更新されたとき、API Gatewayを通じたHTTPリクエストなどがあります。
Lambdaの強力な点のひとつは、スケーリングの手間がないことです。Lambdaは自動的にスケーリングされ、コードが同時に実行される回数に基づいて料金が発生します。これにより、開発者はアプリケーションのパフォーマンスや規模について考慮することなく、コードの実装に集中することができます。
Lambda関数の作成方法
AWSマネジメントコンソールにログイン、Lambdaにアクセスし、左側メニューの「関数」を選択後、ボタン「関数の作成」をクリックします。表示された画面で関数名や使用するランタイムを指定し、Lambda関数を作成します。
現時点では以下のランタイムが使用可能です。
- Node.js 16~20
- Python 3.8~3.12
- Java 8~21
- .NET 6~8
- Ruby 3.2
Lambdaの使用例
以下にLambdaを使ったユースケースの例を示します。
- リアルタイムファイル処理:S3バケットにアップロードされた画像を自動的にリサイズします。
- データ変換:DynamoDBテーブルのデータが更新されるたびに、そのデータを別の形式に変換します。
- リアルタイムストリーム分析:Kinesis Streamsからデータを受け取り、リアルタイムにデータを分析します。
まとめ
今回は、Lambdaの使用方法について解説しました。本記事では、まだ関数を定義しただけの段階ですが、作成した関数にコードを記述し機能を実装することができます。
実装した機能を他のAWSサービスと組み合わせることで様々な用途で使用できますのでぜひ試して見てください。
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