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【Power Platform 管理者向け】Power Apps と Power Automate を管理しよう

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皆さん、こんにちは! システムソリューション営業本部 渡部です!(お久しぶりです)

さて今回は、QESメンバーが書いていたこれまでのPower Platform記事とはテーマが異なり、管理面でのお話になります。

Power Apps・Power Automateをお使いの方々で、以下のようなお悩みを持たれている方はいませんか?

 

  • 自社のテナントでPower Platform環境が乱立していないか?
  • IT 部門で管理されていないアプリやフロー(いわゆる野良アプリ・フロー)が存在していないか?
  • 仮に野良アプリ・フローを許可していても、それらのリスク管理ができているか?

 
おそらくアプリやフローを内製されている方々や、IT部門でPower Platformの運用フォローなどされている方などは、一度は思った事があるのではないでしょうか?

これらの悩みを解決するのが、Microsoftの提供する、

「Center of Exellence(CoE) Starter Kit」です!


1. そもそも「Center of Exellence(CoE)」とは?

業界によってこの言葉の意味は異なり様々ありますが、日本では一般的に「横断的な組織の専門集団もしくは研究拠点」の意で用いられることが多いです。

このPower Platformに当てはめるならば、「Power Platformの横断的な環境管理・統制を行うためのソリューション」と言えるでしょう。

各社のIT部門の方や、Power Platform管理者・プロフェッショナルな方に向けたガバナンス管理用ツールという事ですね!


2. 「CoE Starter Kit」は何ができるの?

CoE Starter Kitは、全部で6つのコンポーネントからなり、中でも「コアコンポーネント」はこのキットの必須部品です。

今回はこの「コアコンポーネント」に焦点を当てて大まかに説明すると、

  • 毎日決まった時間に、全ての環境をスキャンして全アプリとフローの情報を収集
  • テナント全体で、どの環境に(もしくは人単位で)いくつのアプリ・フローが作成されているのかの可視化
  • コネクタ(他のサービスに接続するためのもの)が、どのアプリ・フローで使われているかを列挙

    などなど...

の機能を持っています。

その他のコンポーネントでは、
  • アプリ監査・コンプライアンス系
  • 自社用のPower Platform内部コミュニティ作成、アプリ制作者の育成系
  • アプリケーションライフサイクル管理系
など、コアコンポーネントを含めると全部で6種類あります。

全てのコンポーネントを一度に入れるのではなく、まずはこの「コアコンポーネント」に慣れるところから始めてみてはいかがでしょうか?


3. 「CoE Starter Kit」のセットアップ方法は?

ダウンロード先について

CoE Starter Kitの「コアコンポーネント」は、Microsoft Docsの以下のページからダウンロードできます。

Microsoft Docs - コアコンポーネントを設定する

セットアップ方法

セットアップ方法については、上記のリンク内に記載してありますのでMicrosoft公式の方法に則って実施しましょう。(同じ内容をココに書いたらパクリになっちゃうので...)

セットアップの注意点

CoE Starter Kitは、Power Platformの有効な有償ライセンスを用いて作られた運用環境がないとセットアップできません。

もしくは試用ライセンスを取得して、試用環境(30日間だけ利用できる環境)を立てて、その中でセットアップしてみるでもいいかもしれません。


4. QESで導入した場合のサンプル見せて?

しょうがないですね~~。

以下が、QESでCoE Starter Kitを導入した場合のダッシュボード(全環境に渡ってアプリ・フローを集計した後の可視化)画面です。

一部分は社員名やフローにお客様名が入っていたりしたのでマスクしています。

(※画像をクリックすると別タブで開き拡大して見ることができます。)








すごい!!!

私、渡部、なんとアプリを91個・フローを85個も作っていたらしいです。(このコアコンポーネントのアプリやフローも含まれてるので正確にはもうちょっと少ないですが。。)

QES全体としては、アプリが309個・フローが301個あり、作成者は33人にも及ぶようです。

自分の気づいていない所で実はこんなに作られていたんだなぁ~と思うと、QESのPower Platform技術者も増えたもんだなぁと感動しますね!

実際にはこういった画面を駆使して、例えば「今まで作ってなかったユーザーが何やらアプリを作っているぞ?」とか「知らない運用環境が立っているぞ?」などなどで、保全管理をするわけですね。

ちなみにですがこちらのダッシュボード、

  • 作成者別アプリ数(ダッシュボード上段左)
  • 環境別アプリ(青色)フロー(オレンジ色) 数(ダッシュボード上段中央)
  • 作成者別フロー数(ダッシュボード上段右)
  • 作成されたアプリ一覧(ダッシュボード下段左)
  • 作成されたフロー一覧(ダッシュボード下段右)

で構成されています。


5. 導入がちょっと難しそう...

ハイ!QESにご相談ください!

QESではアプリ・フローなどのPower Platform開発の他にも、こういった運用面でのご相談も受け付けております。

これからPower Platformを使っていきたいという方で、管理・運用面がネックになっているのであれば是非お声がけください。

アプリ内製化のお手伝いからお客様にあったガバナンス管理方法の提案など幅広くご支援いたしますので、

以下のオレンジ色の「お問い合わせフォーム」ボタンから気軽にお問合せくださいね!

ここまで読んでいただき、ありがとうございました!

※このブログで参照されている、Microsoft、Power Platform、PowerAppsその他のマイクロソフト製品およびサービスは、米国およびその他の国におけるマイクロソフトの商標または登録商標です。
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