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Microsoft Copilotって何?プランやサービスの全体像をまとめて解説!

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突然ですが、「Copilot」というサービスを知っていますか?
WindowsとOfficeで日々の業務をこなしている方であれば、おそらく見たことはあるのではないかと思います。

正式には「Microsoft Copilot」といい、Microsoft社が提供している生成AIサービスです。
https://www.microsoft.com/ja-jp/microsoft-copilot
ユーザーの作業の効率化を手助けしてくれるAIアシスタントなのですが、その汎用性の高さゆえにMicrosoftの製品やサービスのあらゆるところに「Copilot」という単語が出てくるので、何がどう違うのか少しわかりにくい……

というわけで、まとめて記事にしてみました。
※記事の内容は2024年4月時点の情報です。

Copilotのライセンスプラン

まずは基本のプランから見ていきます。
ライセンスとしては以下の3つのプランがあります。

Copilot in Windows

Windows11やEdgeに組み込まれている無料版です。位置付けとしては個人向けになります。
アプリをDLしてiPadなどから利用することも可能ですが、一番よく使いそうなのはやはりEdgeからでしょうか。
簡単に利用できるためセキュリティが気になるところかと思いますが、Microsoft365ライセンスを持つ組織アカウントでログインしていれば商用データ保護が有効となり、チャットの内容が学習に用いられることはありません。
商用データ保護の適格性

Copilot Pro

個人向け有償版です。
無償版にあった機能制限が緩和されるほか、Word、ExcelなどのMicrosoft365アプリからCopilotが利用できるようになります。
企業向けに比べて若干安価ですがあくまで個人向けのため、法人向けのMicrosoft365ライセンスと組み合わせて利用することは出来ません。

Copilot for Microsoft 365

企業向けのプランです。無償版にあった機能制限が緩和され、TeamsやWord、ExcelなどのMicrosoft365からCopilotが利用できるようになります。
法人向けのMicrosoft365のライセンスを保有していることが前提になります。


利用シーン別に特化したCopilot

さらに特定の利用シーンに特化したCopilotも提供されています。
for Salesとfor ServiceはCopilot for Microsoft365に追加する形で購入するか、単独で購入する形になります。

Microsoft Copilot for Sales

営業担当者向けに特化したCopilotです。Dynamics 365 やSalesforce等のCRMと連携することができます。

Microsoft Copilot for Service

コールセンター向けに特化したCopilotです。Dynamics 365の他、Salesforce、ServiceNow、ZenDeskといったサードパーティーのコールセンター向けアプリケーションと連携することができます。

Microsoft Copilot for Finance

財務担当者向けのCopilotです。2024年4月時点ではパブリックプレビューとなっています。

Microsoft Copilot for Security

MicrosoftのSaaSサービスと連携し、インシデントの分析などのセキュリティ業務を支援してくれるサービスです。
こちらはAzureのリソースとして追加され、料金は従量課金制となります。
別記事にて詳しく解説していますので、ぜひご覧ください。
【Copilotのセキュリティ対策】Microsoft Copilot for Securityとは?使い方の解説からデプロイ方法まで解説

Microsoft Copilot for Azure

Azureのリソース管理に特化したCopilotです。
リソース情報の取得やトラブルシューティング、Azure CLIスクリプトの生成といったAzureの管理を支援する機能が提供されます。
2024年4月時点ではプレビュー版となっています。

開発者向けのCopilot 

Microsoft Copilot Studio

Copilotを使った独自のBotを作成するためのサービスです。以前はPower Virtual Agentsと呼ばれていました。
こちらも別の記事で活用例を解説していますので、ぜひご覧ください。
【Power Platform】Copilot Studioでチャットボットを作ってみる

前述のMicrosoft Copilot for SalesやMicrosoft Copilot for Serviceを独自にカスタマイズする際にも利用できます。

GitHub Copilot

開発者向けの開発支援ツールです。
VS CodeやVisual Studio等、対応しているエディタに拡張機能としてインストールすることで、Copilotが実装中のプログラムに対してコードの提案をしてくれます。 

Power PlatformのCopilot

Power Platform(Power Apps、Power Automate、Power BI)でもCopilotが利用できるようになっています。
チャットのようなやりとりで作りたい機能を説明すると、Copilotがアプリやフローを提案・修正してくれます。
なお、2024年4月時点ではまだプレビュー版です。
今後変更がある可能性もありますが、おそらく有償版のPower Platform環境に提供される機能になると思われます。

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最後に

いかがだったでしょうか。こうして見ると「Copilot」と名の付くものだけでもかなりの種類がありますね。
しかしサービスとしては独立しており、ライセンスも分かれているものがほとんどです。
導入を検討する際には、自分たちに必要な機能が何に含まれるのかを確認することが重要になるでしょう。

QESでは他にもCopilotについてのブログ記事を多数作成しています。
本記事内で紹介しきれていないものもありますので、ぜひご覧ください!
Copilot | QESブログ

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