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DevOpsとAWS:シームレスな開発ライフサイクルを実現する方法 ~ソースコード管理編~

こんにちは。クラウドプラットフォーム本部の矢口です。
DevOpsとAWS: シームレスな開発ライフサイクルを実現する方法
ソフトウェア開発では、開発者が書いたソースコードを効率的に管理することが重要です。今回は、AWSのCodeCommitを使用してソースコードのバージョン管理を行う方法について紹介します。
AWS CodeCommitとは
AWS CodeCommitは、ソースコード、バイナリファイル、イメージやライブラリといったアセットをプライベートで格納し、他のユーザーと共有するためのフルマネージド型のソースコントロールサービスです。
AWS CodeCommitの利点
- ソースコードをセキュアに管理できる。AWSのセキュリティモデルと統合されているため、IAMを使用してリポジトリへのアクセス権を詳細に制御できます。
- スケーラブルで信頼性が高い。シームレスにスケールし、99.999%の信頼性を提供します。
- 柔軟な連携が可能。AWSの他の開発ツールや既存のGitツールとシームレスに連携できます。
AWS CodeCommitの使い方
AWS CodeCommitを使うことで、各開発者が個々の作業を他の人の作業と競合することなく進めることができます。また、特定の変更が問題を引き起こした場合に、その変更を特定し元に戻すことも容易です。
リポジトリの作成
aws codecommit create-repository --repository-name MyDemoRepo --repository-description "My demonstration repository"
リポジトリへのアクセス
git clone https://git-codecommit.ap-northeast-1.amazonaws.com/v1/repos/MyDemoRepo
変更のコミットとプッシュ
git add .
git commit -m "Initial commit"
git push origin master
CloudFormationを使ったソースコード管理
AWS CloudFormationを使ってAWS CodeCommitリポジトリを作成することも可能です。以下にCloudFormationのサンプルコードを示します。
{
"AWSTemplateFormatVersion" : "2010-09-09",
"Resources" : {
"MyDemoRepo" : {
"Type" : "AWS::CodeCommit::Repository",
"Properties" : {
"RepositoryName" : "MyDemoRepo",
"RepositoryDescription" : "My demonstration repository"
}
}
}
}
以上のように、AWSを利用することでソースコードのバージョン管理をシームレスに行うことができます。各チームのニーズに合わせて設定をカスタマイズすることで、より効率的な開発ライフサイクルを実現できるでしょう。
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