
最近 コスト削減 を標榜した仮想化関連製品の広告を多数見かけます。 しかし、仮想化= コスト削減 という認識は本当に正しいのでしょうか。“ コスト削減 ””仮想化”という ホットキーワードに注目して、考えてみました。
コストダウンの面からも、環境問題の面からも、ますます注目されている仮想化技術。 複数のサーバーで稼働しているシステムを単一のサーバーへ統合する。簡単に考えるとサーバーの台数を減らすことができるため、 コスト削減につながることや消費電力の削減から環境問題(グリーンIT=地球環境に配慮したIT製品やIT基盤のこと。 あるいは環境保護や資源の有効活用につながるIT利用をいう。)にも取り組めることになります。 しかし、本当に仮想化によるサーバー統合は、コストダウンやグリーンITにつながっているのでしょうか?
実際のサーバー統合の試算で仮想化を検証!

それでは、実際にサーバー統合を行った場合の消費電力にフォーカスを当てて、以下の条件で試算してみましょう。
【計算条件1】
物理マシン100台の総消費電力
※1台あたりの消費電力400W、平均電力消費率30%で試算します。
つまり、物理マシン100台の総消費電力=12000(W)となります。
では、この電力消費量を50%以下にすることを目標に、仮想化に必要な物理マシンの数を試算してみます。
使用する仮想基盤環境は、以下とします。
【計算条件2】
仮想化後の物理マシン Ⅹ台 ※1台あたりの消費電力 500W、平均電力消費率80%で試算します
外部ストレージ 2台 ※1台あたりの消費電力1500W、平均電力消費率80%で試算します
以上の条件より、仮想化後の物理マシン数(X)は以下の計算式で求められます。
500(W)×80(%)×Ⅹ(台)+1200(W)×80(%)×2(台) ≦ 12000(W)×50(%)
物理マシン100台の電力消費量を半分にするためには、仮想化後の物理マシンを9台以下にする必要があり、
国内での仮想化の現状と問題

さて、試算より具体的な数字が見えてきましたが、現実はどうでしょうか。
日本国内での構築事例の多くは、物理マシン1台あたり、仮想マシン5台程度と低い集約率となっており、
当然それらは消費電力を削減できているとはいえません。
・・・それは何故か。
残念ながら、国内に於きましては仮想化技術がまだまだ浸透していないのが実情といえます。
物理マシンを仮想化した場合でも、各マシンが消費するIOは全く変わりません。
仮に最新のハードを導入したとしても、処理できるIOには限りがあります。
それら全てのIOを遅滞なく処理する為には、適切なシステム設計や実装、そして運用を行う必要があります。
その為には技術力だけに留まらず、仮想化環境においての深いノウハウが必要となるのです。
QESの仮想化ソリューション
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