Home > 導入事例 > システムサポート導入事例1
導入事例・株式会社QUICK様

お客様の事業概要

株式会社QUICK(以下QUICK)は、1971年に設立された日本を代表する金融情報サービス会社である。日本経済新聞社グループの一員として、世界の証券・金融情報をはじめ、政治・経済情報をリアルタイムで配信している。
また、資産運用支援、注文執行業務の支援、ネットワーク構築支援サービスなど、証券・金融市場に関連する総合的なソリューションを提供している。


導入前後の比較

QESを選んだ3つのポイント

確かな技術力と信頼のサポート体制

QESはシステムの構築やマイグレーション等に関する豊富な経験と高い技術力を有しており、さらにMicrosoftのゴールドパートナーである点も安心感につながった。また、導入後も、きめ細かく技術的なサポートが受けられるということも評価された。

柔軟な発想で最適なソリューションを提案

QESには柔軟でユニークな発想力があり、さまざまな工夫を凝らすことで、独創的でコストパフォーマンスの高いソリューションを提供してくれるという期待があった。


ユーザーからのニーズに迅速に対応

QESは、SE(システムエンジニア)が営業も併せて行うため、見積もりからシステム設計、構築まで、すべての工程でユーザーからの問合せ/要望に対して、迅速な対応が見込まれた。


導入前の問題点


株式会社QUICK
IT推進部 次長
内山 清様

増え続けるファイルデータにバックアップが対応できない
QUICKでは各部署にあるドメインの全社的な統合に併せファイルサーバーの統合も進めていた。統合したファイルサーバーのバックアップは、広く世間に知られているバックアップソフトウェアを使用し、ストレージ上に取得する方式を取っていた。しかし、ファイルサーバーの統合が進み、利用頻度が増すにつれサーバー上のデータが増加し、ファイルサーバー構築の時点では数時間で取得できていたバックアップが、24時間で終わらなくなる可能性がでてきた。これは前日のバックアップが終了する前に、次の日のバックアップが始まるという事態が発生しうるということである。
そこで、様々なチューニングを施しスピードアップを図ったが、いまひとつ成果が上がらなかった。
また、このバックアップ方式ではサーバーに障害が発生した場合に、復旧作業に多大な時間を要するため、長時間にわたりファイルサーバーの使用が不可能になる。
これらのリスクを回避するため既存バックアップ方式に変わる別の方式に変更する必要があった。


導入後の改善点

Windows標準機能を利用して障害に強いシステムを構築
DFSは機能として大きく2つに分けられる。1つは、仮想的な共有フォルダに複数のサーバーの共有フォルダを統合して、あたかも1つのサーバーのように扱う技術であり、2つ目は、この共有フォルダを2台以上のファイルサーバーで複製し、両者の同期を取る事により可用性を向上させるレプリケーション機能(DFSR)である。
QUICKのケースでは、DFSのレプリケーション機能を使用し、2台のサーバー上に共有データ領域を持ち、相手方サーバーのデータをたすきがけ状にレプリケーションすることで、常に2台とも同一データを最新の状態で保持するよう改善した。(下図参照)
この方法だと、例え片方のサーバーに障害が発生しても、もう1台にすべてのデータを保持しているため、ファイルサーバー利用者は、ほとんどダウンタイムなしに作業を継続することが可能となる。
DFSは、Windowsサーバーに標準装備されている分散ファイルシステムの機能であり、それをリアルタイムのバックアップツールとして利用したことで、新たなバックアップソフトウェアの購入が不要となる。そのため、導入コストを低く抑えることにもつながった。


DFS名前空間を利用するメリット
また当初の導入目的とは違う部分でも副産物があった。 利用者がファイルサーバーにアクセスする時には通常、「\\コンピューター名\共有名」と指定する。しかし、サーバーのリプレイスなど、何らかの理由でファイルサーバーのコンピューター名が変わると、それを指定しているアプリケーションや利用者全員の設定を変更する必要が生じる事になる。


株式会社QUICK
IT推進部
山下 嘉雄様

DFSを使用すると、DFS名前空間(\\ドメイン名\共有名)でアクセスが可能になる為、コンピューター名との依存関係がなくなる。今後、サーバーのリプレイスや増設を行ってもコンピューター名を気にする必要がなくなり、大きな利便性が生まれた。

バックアップ時のシステム管理の負担を軽減
DFSRは、初期導入時こそ全データ同期を行うための時間(容量によっては2、3日)が必要であるものの、一度同期を完了してしまえば後は差分だけがレプリケーションされるため、サーバーやネットワークへの負荷が最小限に抑えられる。
また、以前のバックアップと違い監視が不要となり、システム管理の観点でも負担が減少し大きなメリットとなった。

  DFS導入前 DFS導入後
サーバー負担 ×(大きい) ◎(小さい)
バックアップ時間 必要 不要
監視 必要 不要
障害時復旧時間 2~3日 なし

※ DFS導入により常時レプリケーションするため、差分バックアップのみ

今後QESに期待すること

今回DFSのレプリケーション機能をうまく活用して、見事にバックアップシステムを実現したように、他社に無い柔軟で斬新な発想がQESにはある。
全社統合ドメインへの移行は完了したが、これからも引き続きさまざまなアイディアが満載された、新たな良い提案を期待する。

(左から)弊社担当 山本 山下 嘉雄 様 松島 孝文 様 内山 清様 弊社担当 原田 



サイト内 関連リンク

お問合せ